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“イタリアで最も美しい村”にある、家族経営の小さなワイナリー
今回は、イタリアの仕事を一緒にしている「ライフスタイル・リサーチャー(http://lifestyle.tenace.co.jp/)」の中山久美子さんに教えていただいたおすすめのワイナリーをご紹介します。イタリアの有数のワイン産地の1つである、トスカーナ州・キアンティエリア。この地で一番の銘柄であるキアンティ・クラッシコを生産するワイナリーは数多くありますが、今回ご紹介する「Montefioralle Winery」は家族経営の小さな小さなワイナリーで、ワインの生産量は年間たった1万本!ですから、このワイナリーのワインは一般流通にはのっていないのです。
ゆったりとした雰囲気でランチを食べながら、年代別のワインを飲み比べ
ワイナリー訪問では、ワインの種類や製造の説明に始まり、畑や樽の醸造スペースなどを見学した後、ランチとともに年代別のクラッシコ、リセルヴァ、IGT、ヴィンサントをテイスティングして頂けます。お客様は他のお客様とグループになることはないので、友人のお宅に遊びに行ったかのようにリラックスして、ゆったり食事とテイスティングをしながら、気軽に質問やおしゃべりが楽しめます。
案内をしてくれるのは、2代目経営者のアレッシア、もしくは彼女をサポートしてきたお父さん・フェルナンド。ゆったりとした口調で、キアンティワインの成り立ちから村の歴史までいろんなことを話してくれるのですが、この地とこのワインを愛していることがひしひしと伝わってきます。
中間業者を挟まず直接彼らの手から世界に飛び立ってゆくワイン、そして世界中のファンから届く感謝のメールが、このワイナリーの大きな誇りだそうです。
ワインは人と同じで生きている、そして相性もあるので、お気に入りは人それぞれ
このワイナリーのキアンティ・クラッシコはサンジョヴェーゼ種80%・カナイオ―ロ種12%・コロリーノ種8%とトスカーナの伝統的品種のみを使用し、しっかりとしたボディでありながら柔らかで調和のとれたおり、女性的なワインだ、と品評会で称されたそう。しかし、ワインは生きているので、その味わいは作られた年度やボトルになってからの熟成期間によって大きく変わっていきます。テイスティングでは、年代別のキアンティ・クラッシコを飲み比べて頂けるので、その人の飲むシーンにあった、お気に入りの1本を見つけていただけるはず。そして何よりも、キアンティの空気と美しいパノラマの中で、生産者と1対1でワイン談義しながらテイスティングできることが、ワイナリー訪問の一番の魅力です。
中山久美子さんが運営する「トスカーナ自由自在」
トスカーナ自由自在は、トスカーナの基本情報をご紹介し、現地在住者ならではの旅行者が普段目にすることができない情報を発信し、トスカーナに興味を持つ方・旅行に来られる方の役に立つサイトを目指しています。トスカーナの小さな村やお祭り、食情報やレシピなどの紹介、またアグリツーリズムや体験型プログラムの手配や通訳アテンドを行い、ツアーではもちろん行けない、でも個人でもなかなか行けない、そんなオーダーメイドなトスカーナの旅作りをコーディネイトしています。
今回ご紹介したワイナリー訪問&テイスティングツアーについては、こちらをご覧ください。
http://toscanajiyujizai.deca.jp/?p=576
■Montefioralle Wineryインフォメーション
住所:via Montefioralle, 45, 50022 Greve in Chianti, Florence- Italy
電話: +39-55-85-35-38
※掲載情報は 2015/07/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
プロデューサー
小祝誉士夫
大学卒業後、5年間のインドネシア勤務を経て、2004年から株式会社TNCの創業メンバーとして広告・マーケティング業界に従事。2008年に同社、代表取締役社長に就任。70カ国100地域在住500人の日本人女性のネットワーク『ライフスタイル・リサーチャー』を主軸とした海外リサーチ、マーケティング、PR業務のプロデューサーとして現在に至る。2011年にTNC Bangkok、2014年TNC Jakarta(インドネシア)、TNC saigon(ベトナム)を設立。多摩大学/経営情報学部・非常勤講師。