京都にあったニシダやの「しば漬け」を越えた「しば漬け」

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京都にあった今までの常識を覆すしば漬け

今までの人生で一番美味しい「しば漬け」を最後に食べたのは、いつ頃か覚えていますでしょうか? そこまで「しば漬け」に思い入れがある方も、そう多くはないと思います。たかが「しば漬け」と思うかもしれませんが、「しば漬け」に対する今までの常識を覆す「しば漬け」が、京都にはあるのです。その「しば漬け」とは、京都にあるニシダやの「しば漬け」です。正確に言うと、「しば漬け風味 おらがむら漬け」という漬け物です。その「おらがむら漬け」との出会いは、数年前に京都にいる親戚からいただいたのがきっかけでした。ニシダやの「おらがむら漬け」を食べる以前は、「しば漬け」自体は苦手ではないですが、「しば漬け」を食べたいと衝動に駆られることはありませんでした。

京都にあったニシダやの「しば漬け」を越えた「しば漬け」

はじめて「おらがむら漬け」を食べた時は、あまりの予想外の美味しさに感動してしまいました。「おらがむら漬け」に入っている原材料は、「胡瓜」、「茄子」、「生姜」、「茗荷」、「しその葉」です。考えてみると「しば漬け」に、こんなに野菜が入っていたことにも驚かされます。食べると、野菜にみずみずしく張りがあり、歯ごたえがあります。口に入れると、噛むたびに野菜それぞれの「美味しそうな音色」が聞こえます。胡瓜であれば「バリバリ」とした音で、生姜であれば「ザクザク」とした音です。音と一緒にそれぞれの野菜の味を感じることが出来ます。

京都にあったニシダやの「しば漬け」を越えた「しば漬け」

「おらがむら漬け」は、素材の美味しさを引き出すように作られています。「しば漬け」って、こんなに上品で、こんなに美味しかったのだろうかと食べる度に思ってしまいます。炊きたての白いご飯の上に「おらがむら漬け」をいくつか載せてみると、「白米の白さ」と「素材の赤紫色」の綺麗なコントラストがひと際目立ち、食欲をそそります。「おらがむら漬け」だけで、茶碗に盛られたご飯はあっと言う間になくなってしまいます。最近、ご飯を食べ過ぎないように心がけている僕にとってみると、大変危険な「しば漬け」でもあります。

京都にあったニシダやの「しば漬け」を越えた「しば漬け」

今、こうして夜遅くに文章を書いている間にも、「どんな味だったかな?」と、こっそり冷蔵庫を開けて、「おらがむら漬け」をバリバリ、ザクザクと食べてしまっています。今も改めて確信しましたが、何度食べても「しば漬け」を越えた「しば漬け」であることに間違いはないと思います。京都にある「ニシダや」の「おらがむら漬け」は、ぜひ機会が有っても無くても、一度はどうにか食べていただきたい「しば漬け」です。

※掲載情報は 2015/05/26 時点のものとなります。

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キュレーター情報

荒岡俊行

荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主

荒岡俊行

1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。

ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。

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