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ショウガ、ニンニク、カツオの旨みが効いたオイル煮込み
気軽に立ち寄れる、スペイン風の居酒屋“スペインバル”の台頭で知られるようになってきた、スペインの小皿料理、タパス中でも定番の一皿「アヒージョ」。エビやカキなど魚介類や野菜などとの組み合わせが定番で、メイン具材を食べ終わっても、残ったオイルに、バゲットをつけて最後の一滴まで味わいたくなるメニューです。
アヒージョとは、「ニンニク風味の」というスペイン語ですが、今回ご紹介するのは、ニンニクのみならず、ショウガとカツオの旨みがたっぷりの、「ジンジャーアヒージョ」です。今回の「ジンジャーアヒージョ」は、高知県産のもの。高知県はその温暖な気候が地中海に似ているといわれ、この「ジンジャーアヒージョ」には、その特産品であるショウガやカツオのほか、ローズマリー、ローリエ、唐辛子などの香辛料もふんだんに使われており、旨みと風味がたっぷり詰まったソースなのです。
この瓶詰めのアヒージョを炒め料理の香味油として使用する場合は、通常のオイルの代わりに使用するだけでも、味わいが深くなります。シンプルなパスタならば、茹で上げた麺に絡めるだけでも、美味しくいただけます。また、アレンジ版として具材を入れるのもいいと思いますが、なるべく淡白な素材の方が、商品のバランスを崩さずに楽しめます。香辛料が底に沈んでいますので、よくかき混ぜてから盛り付けるのが良いと思います。このビン一本で写真の小さなココットでしたら、3回分くらい使えます。
また、そのままパンにつけて食べても、本格的な味を楽しめます。パンの中でも、お勧めは全粒粉を少量配合し、重くなり過ぎないタイプのパンコンプレ(全粒粉のパン)です。薄くスライスしてたっぷりつけて食べれば、スペインバルの雰囲気が蘇ること請け合いです。
※掲載情報は 2015/04/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パン・料理研究家
荻山和也
パン・料理研究家
粉からのパン作りに魅せられて、パン研究家の第一人者である、竹野豊子氏に師事。
ヨーロッパを中心に、製パン学校への留学経験多数。現地で習得したパンを、家庭で簡単に作ることのできるレシピにアレンジし、自らの教室や、著書にて発表し、好評を博している。
手捏ねパン以外にも、ホームベーカリーを使ったレシピ本では、今までに無い絶妙な配合で、特に人気が高い。
ホームベーカリーBOOK(グラフ社)、ホームベーカリーで作るからだにやさしい本格ハードブレッド(講談社)他、著書多数。