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【緊急入荷】幻の猛者えび_鮮度抜群生食用 プロトン凍結_500g×1パ…
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島根県松江市に住んで、はや1年7ヶ月。
山陰地方は日本海がすぐ近くにあるということもあり、やはり思うのは「海鮮が美味しい」ということ。スーパーの鮮魚コーナーに行くと、脂の乗ったのどぐろや、美味しい出汁が出る旨みたっぷりの宍道湖のしじみ、冬季には蟹がどど~んと鎮座しております!首都圏ではなかなかお目にかかれない商品がラインナップされていて、見てるだけでワクワクします♪
そんな中、最近見つけたのが『猛者海老(モサエビ)』。
字面からも、すごい海老なんだろうなというのが伝わってきますね!
長らく関東に住んでいた私には、はじめましての猛者海老ですが、山陰では冬から春にかけて、地元で流通する期間限定の味覚としてかなり有名。
▲1~3月は産卵期でお腹にはエメラルドグリーンの卵がたっぷり
名前の由来は諸説あり、一説には猛々しいワイルドな見た目から『猛者』海老と名付けられたそう。
その他、地方によってはガスエビ、ドロエビとも呼ばれます。
肝心のお味はというと・・・
身はとろりとしているのですが、噛むとぷりぷりとした弾力があり、とにかく甘い!
甘エビを超える甘さとも言われています。
この甘さを存分に味わっていただくためには、まずはお刺身で何もつけずにお召し上がりいただきたいです!
一口食べたら、思わず「あっまー!」と声が出てしまうと思いますよ!
ここで、一つの疑問が。
こんなに美味しいのに、これまで出逢えなかったのはなぜなのか・・・。
それは、猛者海老は鮮度が落ちるとすぐに頭が黒くなってしまい、遠隔地に出荷できないからなのです。
また、漁の期間が、冬の味覚の王様松葉蟹とかぶっており、漁師さんは蟹漁に集中するため、猛者海老は影の存在になりがち。
漁獲量も少なく、ほとんどが地元で消費されるため、「幻の海老」と呼ばれることもあるんだとか。
私は、あまりの美味しさに箸が止まらず、お刺身でどんどん食べてしまいましたが、お刺身以外にも美味しい食べ方があるはず!ということで、猛者海老をECサイトでも販売している松江市の水産会社、株式会社SOL JAPANを訪問しました!
山陰の魚の美味しさを世界へ広める株式会社SOL JAPAN。
社屋は宍道湖のほとりにあり、絶好のロケーション!
取引先は日本国内にとどまらず、アメリカ、カナダ、オーストラリアにも商品を卸しています。
今回お話を伺ったのは田中真一社長。
「猛者海老は、入荷するとすぐに売り切れてしまうほどの大人気商品です。お刺身もおすすめですが、塩焼きや唐揚げなどで、殻ごと食べても香ばしさがプラスされて絶品です。
その他にも、だし醤油にむき身の猛者海老を漬けて、漬け丼にするのも美味しいですよ。」
▲猛者海老丼。お箸が止まらない・・・無限猛者海老ループに突入!
前述の通り、鮮度が落ちやすい猛者海老。
株式会社SOL JAPANでは、どんな方法で鮮度を落とさずに、発送しているのでしょうか?
「自分で市場にて買い付けを行い、すぐに自社加工場に運びます。
加工場で特殊な処理をして鮮度落ちをストップさせた後、チルド発送の場合は水揚げしたその日にお送りします。冷凍商品の場合は、プロトン凍結を行います。」
▲プロトン凍結機
この聞きなれない、「プロトン凍結」なのですが、
・ 磁気や電磁波を通すことにより細胞を安定化させ、細胞の破壊を防ぐ。
・ 安定した細胞を一気に凍結温度域まで冷却。
・ 解凍しても細胞が破壊されていないので、風味を損なわず、 ドリップも発生しにくい。
という特徴があるそうです。
今や、冷凍だからと言って品質が下がるわけではなく、獲れたての味をおうちでも手軽に味わえるようになっているんですね!
《おすすめ その1:サザエ》
株式会社SOL JAPANでは、日本海産のサザエも販売しています。
日本海の荒波の中で育ったサザエは、海中で体をささえるためにトゲが発達。
波の穏やかな瀬戸内海で育ったものと比べて、貝の形がゴツゴツしているんだそう。
▲島根県は地酒も有名。サザエの刺身×日本酒は最高です!
香りが良く、食感がコリコリしていて、刺身はもちろん、浜焼きもおすすめ。
焼きあがったサザエに醤油をたらりとかければ、極上の味わいに♪
シンプルに塩ゆでして、そのゆで汁でご飯を炊くと、サザエの旨みたっぷりで、磯の香りが食欲をそそる絶品炊き込みご飯が出来上がるそうです。
想像だけで、すでにヨダレが・・・。
▲噛めば噛むほど旨みが出るサザエと出汁がしみ込んだご飯がベストマッチ
《おすすめ その2:松葉蟹》
株式会社SOL JAPANは、島根県・隠岐産の松葉蟹にこだわっているとのこと。
その理由は、隠岐では餌入りのかごを海の底に沈め、かごの中に入ってくるカニを獲るという昔ながらの「かにかご漁」という方法で松葉蟹が獲られているからだそうです。
一般的な「底引き網漁法(海底に大きな網を沈めて船で引っ張り、網の中に入ったものを全部すくう方法)」では、甲羅が傷ついたり、甲羅の中に砂が入ってしまうこともありますが、「かにかご漁」は、蟹へのストレスを与えないように丁寧に獲るため、甲羅の中もほとんど砂が混じらず、身や味噌の味が段違いなんだそうです。
でも、蟹って身を取り出すのが面倒・・・という方もいらっしゃいますよね。
安心してください。株式会社SOL JAPANでは、甲羅盛りをご用意しています!
蟹の身を丁寧に取り出して綺麗に盛り付けしているので、そのまま食卓に並べられます。こちらの商品は海外でも好評で、人気寿司店の一品料理としても提供されてるんだとか!
剥く手間なしで、解凍後すぐに食べられるのが嬉しいポイント。
濃厚な味噌と身を絡めていただきま~す♪
今回ご紹介した商品はどれも天然もののため、水揚げされるかどうかは不確定。
その年の天候などによって、漁獲量はバラバラです。
お目当ての商品が販売されていたらラッキー!次はいつお目にかかれるか分かりませんので、少しでも気になったら即買いをおすすめします。
日本海の海の恵みを、是非皆様もお試しください。
※掲載情報は 2024/06/26 時点のものとなります。
島根県松江市地域活性化起業人/(株)ぐるなび
寺島奈実
長崎生まれ、横浜育ち。
海外旅行が大好きで、これまで行った国は20か国以上!旅先では、事前情報はあまり仕入れず、直接現地の方におすすめ料理を聞いて食べ歩きを楽しみます。これまでに食べて一番美味しいなぁと感じたのは、イースター島で食べたエンパナダです。
現在は、島根県松江市で「地域活性化起業人」として松江市の特産品のブランディングを担当。
松江には、有名な宍道湖(しんじこ)のしじみはもちろん、ミネラル豊富な土壌が育んだ大根島の野菜、昔ながらの方法で丁寧に作られた畑の干し柿、漁師さんが作った御津(みつ)の鯖の塩辛など、知る人ぞ知る絶品グルメがたくさん!
皆様に美味しい情報をどんどん発信していきますので、是非チェックしてくださいね。