薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

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高知県民の愛するカツオは1本釣りが主流

皆さん、カツオはお好きですか?
カツオの水揚げ量が多いエリアとしては、宮城県気仙沼市や静岡県焼津市なども有名です。
私は四国の徳島県出身なので、子どもの頃から慣れ親しんでいたものは、お隣りの高知県産が多かったように思います。

主に春と秋が旬で美味しいとされていますが、日本全国で一年中水揚げが行われています。巻き網漁法が多いのに対し、高知県のカツオは1本釣りが主流。巻き網漁に比べると量はたくさんとれませんが、魚同士が当たって傷つくことが少ないため、鮮度を保って味も美味しいと言われます。さらに高知県はカツオの消費量も多く、我が家でもそうでしたが、旬の時期はもちろん、季節を問わず地元の人たちが食べていました。

 

本場のわら焼きカツオのたたきが届くワクワク感!

高知県のカツオの調理方法として有名な“藁焼き”は、カツオの大きなサクを、藁(わら)で炙って作ります。非常にダイナミックな作り方のため、気軽に家庭で再現するのは難しいものです。しかし本場の藁焼きカツオのたたきはお取り寄せができました。

高知市内に『ひろめ市場』という場所があります。地元の人に愛されているのはもちろん、観光客が必ず訪れる場所としても有名な“お酒の飲めるフードコート”です。1998年にひろめ市場がオープンした当初から出店している『しもだ屋』から、藁焼き生カツオのたたきが届きました。

薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

発泡スチロールの箱の中には、しっかり焼き目のついたわら焼きカツオの真空パックの他に、たたきのタレと塩。さらにスライスした玉ねぎとミョウガ、大葉、青ネギ、ニンニクが入っています。必要な薬味がセットで付いているのは嬉しいですね。

必要なものは包丁&まな板、そしてお皿だけ

 ビニールの封を切ると、ふわりと漂う藁のいい香り。ああ、もうこれだけで美味しそう(笑)外側は1~2mm程度に火が入れられて、中はキレイな赤色。

薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

以前、四国に久しぶりに帰省してカツオを食べたとき、出てきた切り身を見て「わっ、分厚い!」と思ったのを覚えています。そうなんです。カツオのたたきは分厚くなければいけません。美味しくいただくためには、1cm以上の幅で切るのがポイントなんです。カツオを切った後、一緒に入っていた塩を軽く振ってお皿に薬味と一緒に盛り付けるだけで完成です。

薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

しもだ屋のカツオは、釣り上げたその日に藁焼きを行っています。冷凍せず生のままなので、当然ですが臭みなどは一切ありません。柚子の爽やかな香りがする特製のタレをかけて、たっぷりの薬味と一緒に口に運ぶと、口の中にカツオの旨味がワーッと広がります。スライスにんにくは絶対必要ですよ。躊躇せずにしっかりのせちゃいましょう。

 

薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

家族やお友達が集まるときに、この藁焼きのたたきを出すと、一気にテーブルが華やかになること間違いなし!高知県では、冠婚葬祭などのときに大皿で出てくる宴会料理のことを『皿鉢料理(さわちりょうり)』と言い、そこにもカツオは欠かせない存在です。人が集まるときは必ずカツオ。せっかくならみんなでワイワイ食べたいですね。

薬味もセットで絶品!高知の藁焼きカツオは分厚く切るべし

せっかくなので、一部は『塩たたき』にしてみました。その名の通り、タレや薬味はつけずに、塩を強めに振っていただきます。ゆず果汁(別売り)をつけて食べると、カツオの美味しさがより際だって、本当に最高です。塩たたきは、元々、漁師飯として船の上で食べられていたものです。美味しいに決まってますよね。

このゆず果汁がまた香りが素晴らしい。北川村という場所の無農薬のゆずで、接ぎ木をせずに時間をかけて育った実生の木からとれたもの。香りの広がりが良く、味が濃いのにまろやかな味わいでした。

 

今回は全部ペロリと食べてしまいましたが、食べ方のバリエーションとして、“土佐巻き”もオススメです。カツオのたたきと薬味を、酢飯と海苔で太巻きにしたもので、こちらも高知県ではポピュラーです。酢飯を作るときには、お酢の代わりにゆず果汁を使うと香りも良く、より土佐料理っぽさがアップします。こちらもぜひお試しください。

 

 

商品名:藁焼き生かつおのたたき

販売元:しもだ屋

https://shimodaya.co.jp/

※掲載情報は 2023/02/10 時点のものとなります。

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キュレーター情報

椿

ご当地グルメ研究家/リサーチャー/日本外食リサーチ&PR協会

椿

日本全国の美味しいモノを世の中に残すために日々奮闘中。「その地域で長く愛されているローカルフード」を探し、そこに如何に根付いているのかを研究。
テレビ番組、WEB、雑誌、イベントで、地域の食や最新グルメ情報のリサーチ・取材・寄稿・レシピ提供・情報発信などを行っている。
2013年より気仙沼の海の中に純米酒を沈めて熟成させる「海中貯蔵プロジェクト」を行う。

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