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まさか、洋河大曲まで日本で普通に買えるようになるとは・・・嬉しい驚き
茅台酒など有名な白酒に続いてどんどんと、中国の銘酒が日本に入ってきています。
まさか、日本でこのお酒飲めるとは!!と思う物も多数でして、しかも中国に住んでいた時より、メーカーの努力で商品ラインナップも増えていたりして、中国酒の進化を改めて感じる今日この頃です。
さあ、今日ご紹介するのは「洋河大曲」。
曲とは言っているので何か、伝統音楽のような名前のお酒ですが、
「曲」とは麹の事なのです。ちなみに洋河は地名です。
産地は江蘇省。水郷で有名な蘇州、黒酢で有名な鎮江などの都市が並ぶ、水が豊かな地域です。水が豊かという事は農作物も豊かだし、水も豊かという事になります。
料理も美味しい地域で、この地域生まれの銘酒の一つがこの「洋河大曲」なのです。
中国は歴史の国という事で、このお酒も中国は唐の時代にまで遡れます。
遣唐使の唐なので、小野妹子などももしかしたら飲んだかもしれないと思うと雄大ですよね。おそらく、製法などは変わってきていているのですが、歴史が1000年レベルでさかのぼれるの流石中国と言った所。
皇室の貢物として指定されたという言い伝えがあるぐらい、味自慢で歴史のあるお酒です。
土地の豊かさが生きる豊富な原料と名水仕込み
豊かな土地のお酒なので、使う材料も豊富。
ベースとして高品質のコーリャン(雑穀・モロコシとも呼ばれます)を使いますが、それプラス米、もち米、とうもろこし、小麦、大麦、えんどう豆など豊富な材料を使うのが特徴。
そして、最大の特徴は江蘇省洋河の「美人泉」と呼ばれるミネラル豊富な良質な水を使っている事。
やはり、日本酒と同じで味の決め手は良い水なんです。
白酒の型としては濃香型「各窖(白酒を発酵させる穴蔵)特有の香りが味わえる。香が高く濃厚だが清らかさがある。さわやかな甘味が長く残る白酒」の分類そのままに、美しい無色透明なお酒で、香りは強くすっきり。味はやや辛口で後味が爽やかなお酒です。
52度なのですが、その強さを感じない味わいです。上品できめ細かいのも特徴の一つ。
なので、ついついくいくい飲んじゃうお酒でもあります。
※ 型に関してはこちら参照:https://baijiu.jp/find/type
今回ご紹介するのは「 天之藍52°](500ml)。5種類ある洋河大曲の中のお酒の中の一つで、6年以上熟成されたメーカーイチオシの商品だそうで、伝統的な味を維持しつつも、柔らかい口当たりが飲みやすい1本です。
中国酒・・・・・と色眼鏡で見てしまってる方こそ飲んで欲しいですね。
※掲載情報は 2022/11/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
羊齧協会主席(ラムバサダー)
菊池一弘
株式会社場創総合研究所 代表取締役/一般社団法人来来県代表理事/羊齧協会主席/オージーラムPR大使(ラムバサダー)/麻辣連盟(四川料理の消費者団体)幹事長 /華縁会(台湾華僑と日本人の交流団体)副会長。1978年生岩手県釜石市まれ。北京外国語大学卒業。著書に「東京ラムストーリー(実業之日本社)」「かんたん家庭で作るおいしい羊肉料理(講談社)」がある。
「とっかかりの場の提供」をコンセプトに交流会の開催、イベントの運営、場作りのプロとしてイベントや団体のアドバイザー業務を行う。
内閣府高齢者フォーラム/三菱総合研究所プラチナ社会研究所/大槌町コミュニティー再生会議/シブヤ大学/大正大学などで講師を務める。
「場創コミュニティ理論」「消費者主導の業界盛り上げ理論」「コミュニティ編集論」など、 独自の理論展開でイベント、コミュニティを利用したマーケティング、地方と首都圏の新しいつながりの創生など様々な形での「場」の設計・運営やそれらに纏わるコンサルティングサービスを提供。
本気の素人はプロを圧倒するをコンセプトに消費者に業界へ好意的第三者として意見を届ける団体をたくさん作るのがライフワーク。