どら焼き ラムレーズンバター
黒川製菓
お仕事でよく伺う熊本には、隠れた美味しいものがたくさん埋もれています。
色々とご紹介したいものがある中で、一番にご紹介したいものが今回のどら焼きです。
黒川製菓さんは、熊本県八代市で創業150年以上の老舗。八代の地元の方から愛され、八代で知らない人はいないのではないか?と思うお店です。
なので購入も予約必須!当日飛び入りでの購入は厳しいことも多そう。町で人気のどら焼きです。
このどら焼きを私が初めて食べたとき、皮の触感の良さと、程よい甘みの餡子が、今まで食べたどら焼きの中で群を抜く美味しさにびっくりしました。それからは、お取り寄せや贈り物に選択することもある一品となっています。
そのどら焼きの中でも、月に数回しか販売のない「ラムレーズンバター」は、和と洋を融和させた、黒川製菓さんでも一押しのどら焼きです。
私も今までは餡子のどら焼きを食べていて、食べてみたいと思って、念願かなってのチャンス到来。餡子のどら焼きにプラスして今回は「ラムレーズンバター」を推させていただきます(笑)
中身はシンプルな構造で、どら焼き生地に餡子とバターにラム酒漬けレーズンを入れたものをサンドする。でもそのシンプルが絶妙を醸し出していて、日本茶はもちろんのこと、コーヒーやお酒と一緒にいただくのもお勧めになります。どら焼きの「ラムレーズンバター」の中身は、味のバランスを整えるためにかなりの試作を重ねたそうで、絶妙な餡子と皮とのバランスで何個でも食べられます(笑)
黒川製菓では現在、5代目の黒川健作さんが受け継ぎ、4代目から始めた「どら焼き」をメインに販売しています。
どら焼きの皮から中の餡子まですべて手作り。このどら焼きの皮を焼くところを拝見させていただきましたが、手際よく美しいさばきで感動します。
洋で言えば、ホットケーキのような雰囲気ですが、重曹と甘い香りがほんのり部屋に広がっていているので、しっかりと和です。大判焼きや回転焼きのように型に流しいれるわけでもなく、長年の感覚で同じ大きさに生地を天板に流し、ムラのない加減で焼き上げる。
焼きたての皮に手作りの餡をはさみ、そのまま食べるのが一番おいしい!と5代目の健作さんはお話してくださいました。
焼き上がりは、フワフワで軽く、べたべた感がない。その絶妙な配合と焼き加減は、毎日焼き上げて、積み重ねてきた腕から表現されてるのだと、眺めて感じたことです。
職人技ですね!大きなどら焼きはよく見かけますが、小さなサイズにすることで食べやすさが増したそうです。
このどら焼きでご年配のかたから子供まで皆さんに味わって楽しんでいただきたい!
そう思って色々なアイデアを生みながら毎日焼き続けています。
熊本の八代でずっと愛されてきた黒川製菓さん。
ぜひ八代へ訪れて買っていただきたい!そして、お電話での注文となりますが、ぜひお取り寄せしていただきたい。地方の町でずっと頑張っているお店をご紹介するのも、私の役目です。
ご夫婦でのツーショットを最後に入れさせていただきます(笑)
九州・熊本は、八代市の黒川製菓のどら焼きをぜひ!絶対のおすすめです。
お口に頬張ってください!
・どら焼き 餡子 130円(12月より140円)
・どら焼き ラムレーズンバター 180円
※価格はすべて税込み
黒川製菓
〒866-0861熊本県八代市本町2-2-25
0965-33-2206
※お取り寄せのご注文はお電話のみとなります。
黒川製菓
※掲載情報は 2022/11/05 時点のものとなります。
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。