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熊本県の小国郷で育ったジャージー牛のミルクは、とろりと濃厚でほんのり甘い、どこか昔なつかしい味。うす淡い金色をしていることから別名「ゴールデンミルク」とも呼ばれる極上ミルク。
こんにちは。熊本マイスターの大平みなです。きょうは熊本の黒川温泉から、是非味わっていただきたい、極上ミルクから生まれた飲むヨーグルトをご紹介します。
大分との県境、九州の北部中央エリアに位置する黒川温泉に、そのヨーグルトの直売所はあります。まるで草原のようなパステルグリーンの文字が映える「山吹色のジャージーヨーグルト」は、飲むタイプのヨーグルト。
一口飲んだだけで、その濃厚で滑らかな口当たりにびっくり。食べるヨーグルトに限りなく近いトロ~リ感が、ずっと優しく口の中を包み込んでくれるんです。ほんのりした甘さとツンとしない優しい酸味は一度飲んだら忘れられない味です。
このおいしさの秘密は、何といってもその元となっている「山吹色のジャージー牛乳」。
ホルスタインと比べて、体が小さいジャージー牛は、産出量は少ないものの、ミルクの乳脂肪分や栄養価が高く、その質の高さや貴重さからイギリス王室の御用達のミルクに選ばれたほど。
さらに「山のいぶき」のジャージー牛乳は、毎朝、搾りたてのフレッシュなミルクを使って、低温殺菌・脂肪分を均一化しないノンホモゲナイズ製法で作られているので、より自然に近い濃厚な味が楽しめるんです。その濃さは、賞味期限が近づくにつれて、表面に天然生クリームの層ができることでもわかります。
飲む前によく振ると、蓋の裏にその天然生クリームが!濃厚でリッチな味があなたを特別な気分にしてくれますよ。この生クリームをコーヒーに入れるのも、またたまらないんです。
そんなジャージー牛を育てているのが、高村武志牧場の高村さんです。約80頭のジャージー牛の餌となる牧草は、土づくりからこだわります。広さは東京ドーム約4個分。種まきから刈り取りまで全て自ら行っています。本物のジャージー牛乳を追求するために、牛の健康を第一に、効率”より“質”をあえて選択する熱い酪農家です。牧草の土づくりは、昔からの地域の知恵を受け継いでいるだけだと遠慮がちに話す姿がとても印象的。最近は、たくさんの人たちに「山吹色のジャージー牛乳」を知ってほしいと、試飲会などで全国を駆け回るだけでなく、「山のいぶき通信」の発信も始めたそうです。名前の「山吹色」は、お母さん牛が仔牛にあげる初乳の色に由来しているそうですよ。
「山のいぶき」では、牛乳や飲むヨーグルトのほかにも、黒川温泉の女将や宿泊客と一緒に作り上げた「黒川温泉湯上りカフェオレ」やまるでチーズのようなハードで濃厚な「プレーンヨーグルト」などもあり、どの商品も個性的なものばかりです。
直売所では、1本1本丁寧に作られる工程がみられる加工場も見学できるほか、「和紅茶のソフトクリーム」も販売されていて、家族連れや観光客で賑わっています。
一度飲んだら忘れられないリッチなジャージー牛乳の味を、是非堪能してくださいね。
※掲載情報は 2022/07/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーアナウンサー/ナレーター
大平みな
1999年、(株)熊本県民テレビに入社。情報ワイド番組「テレビミン」のリポーターとして、美味しいモノ・コト・ヒトをみつけるため、熊本県内を駆け巡る日々を送る。
また報道記者としても活動。熊本の「教育」や「福祉」をテーマに取材する。2009年に独立し、ナレーションを勉強するため上京。東京で、熊本県の食材が多くのレストランや料亭で愛されていることを知る。
2016年、熊本に戻り、リポーターの活動を再開。まだまだ県内に眠っている美味しくて体によいモノを探索中。
二児の母。趣味は、読み聞かせ・温泉・お取り寄せグルメ。