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栗好きにはたまらない!マロングラッセのパネットーネ
イタリアでは毎年11月頃からベーカリーやスーパーなどで販売され始める「パネットーネ」。
パネットーネは、卵やバターを贅沢に用いた生地に、レーズンやドライフルーツをたっぷり加え、天然酵母を使って長時間発酵させて作られるミラノ発祥の伝統菓子。じっくりと発酵させた独特の柔らかい食感と日を追うごとに美味しく変化するドライフルーツの味わいが魅力。
最近は、日本でもクリスマスシーズンになると様々なお店で見かけるようになりましたね。
私は、今までパネットーネ=パサパサしているイメージで、あまり好きではなかったのですが、先日「EATALY」でいただいたパネットーネの美味しさに心を奪われ、すっかり虜になってしまいました。
私の心を鷲掴みにしたパネットーネがこちら。
ボニファンティ パネットーネ マロングラッセ
なんと1kg。
こんなに大きいんです!!
口に入れた瞬間、私が今まで食べてきたパネットーネとは全く違い、しっとりとして、とっても美味しくて!!
1kgなんて大き過ぎると思っていましたが、生地も軽やかなので、パクパクと食べてしまいそうな勢いです。
そして、こちらのパネットーネはマロングラッセがたくさん入っているので、栗好きにはたまらない逸品。
そして、「EATALY」には他にも様々な種類のパネットーネが勢ぞろい。
ブランド別にご紹介したいと思います。
●BONIFANTI(ボニファンティ)
天然酵母を使ったベーカリーとしてピエモンテ州トリノ・ヴィラフランカに1932年創業。
ヴィンチェンツォ・ボニファンティがイタリアのクリスマスに欠かせない伝統的なパネットーネ作りに身を捧げ、創業当時から変わらない天然酵母を使った生地、食欲そそる甘い香り、味わい深く、ふわふわの素晴らしいパネットーネを提供しています。放し飼いの鶏卵などの地元の優れた素材、南イタリア産のシトロンピール、トルコ産のレーズン、マダガスカル産のバニラビーンズなど素材へのこだわりもボニファンティの特徴です。
▼パネットーネ/ ミラネーゼ
伝統的製法で作られたオリジナルの生地にサルタナレーズン、砂糖漬けのオレンジピールとシトロンピールがたっぷり入った香り高いクラシックタイプのパネットーネ。
しっとりとした生地はボニファンティならではの美味しさです。
1kg : ¥4,000 / 500g : ¥2,980
▼パネットーネ/ チョコレート
豊かなカカオの風味が感じられるダークチョコレートチップがちりばめられたパネットーネ。
ボニファンティの独自製法によりしっとりと柔らかい生地のトップをヘーゼルナッツのアイシングでコーティングしています。
1kg : ¥4,600
▼パネットーネ/ マロングラッセ
砂糖漬けのフルーツの代わりに、粗く刻んだマロングラッセが溢れる程入った逸品。香り豊かなマロンの風味をお楽しみいただけます。
1kg : ¥4,980
●Vergani(ヴェルガーニ)日本初登場
1944年、ミラノのモンツァ通りにある小さなお菓子屋さんからスタート。創業から70 年以上に渡り昔からの伝統に沿って曾祖父アンジェロから受け継がれた酵母とオリジナルのレシピで職人の手によって作られています。代々受け継いだ酵母を使用し、石臼で引いた小麦粉、カラブリア産のオレンジピール、マダガスカル産のバニラビーンズなど素材にこだわっています。
ミラノ発祥と言われているパネットーネの伝統の味わいを今に伝えています。
▼パネットーネ/ クラシック缶
2021年新登場。
受け継がれてきた秘伝のレシピで作られた、伝統的なパネトーネです。
卵白を使わず、卵黄だけを使った生地は柔らかく優しい甘さが広がります。
ギフトにもお勧めの缶に入った商品です。
750g : ¥4,980
▼パネットーネ/ チョコレート缶
2021年新登場。
伝統的なパネットーネにダークチョコレートチップをたっぷり練り込んで作られています。
カカオは異なる産地の豆をブレンドし、パネットーネに合わせた香りのいいチョコレートをイタリアで生産したものを使用しています。ギフトにもお勧めの缶に入った商品です。
750g : ¥4,980
▼パネットーネ/ リモンチェッロ
2021年新登場。
地中海の香りと味が楽しめる、特別なパネトーネ。小麦粉、天然酵母、バター、新鮮な卵黄で作った繊細な生地の中に、香り高いリモンチェッロクリームが入っています。
日本国内のレストランコースメニューでも11月18日から提供。
※アルコールを使用しています。
750g : ¥4,500
●MUZZI TOMMASO(ムッツィ・トンマーゾ)
ムッツィ・トンマーゾがウンブリア州の小さな工房で1795年に菓子職人として創業。現在はパティスリー・ブランドを幾つも所有する大きな企業ですが、1913 年に創業者の名を冠したパネットーネやパンドーロの「ムッツィ・トンマーゾ・コレクション」を立ち上げ、代々と酵母と共に受け継がれた創業者のレシピを使用して作り続けられています。そして、このコレクションは世界中でもイータリー限定で販売されている希少なものです。 酵母によるゆっくりとした発酵が柔らかく香り豊かな味わいの生地を生み、新鮮なバター、卵、オレンジの砂糖漬け、サルタナレーズン、バニラなど使用する素材にもこだわり、クリスマスを彩る特別なパネットーネが生み出されています。
▼パネットーネ/ クラシコ
砂糖漬けのフルーツとサルタナレーズンがたっぷりと練り込またクラシックなパネットーネ。
香り高い生地に砂糖漬けのフルーツの甘みや酸味が絶妙なハーモニーを生み出しています。
1kg : ¥4,300
▼パネットーネ/ 洋梨&チョコレート
洋梨の砂糖漬けとチョコレートチップを散りばめたパネットーネは昔から
イタリアで親しまれている味わいです。洋梨の優しい甘さとチョコレート
チップの食感がアクセントになっています。
500g : ¥3,200
▼パネットーネ/ オレンジ&チョコレート
柔らかく香り高い生地にオレンジの爽やかな香りとチョコレートチップの食感がアクセントになっています。
レーズンや砂糖漬けのフルーツを使用していない商品です。
500g : ¥3,200
あなたはどちら派?パネットーネVSパンドーロ
イタリアのクリスマス菓子としてパネットーネと人気を二分するヴェローナ発祥の伝統菓子「パンドーロ」
パンドーロは、バターと卵がたっぷり入ったカステラのような柔らかいパン。卵をたっぷり使った生地は黄金色をしており、「黄金のパン」とも呼ばれています。
八角形の型に入れて形成し、上から見ると星形のようにも見え、その形を生かしてクリスマスツリーやハリネズミなどにアレンジして楽しめるのも魅力。
食べる時は添付の粉砂糖をまぶして食べるのが一般的で、パンドーロを入れた袋に粉砂糖を入れ、袋を振って粉砂糖をパンドーロの全体に行き渡るようにするのが、美味しい食べ方なんだそうです。
もちろん、「EATALY」ではパンドーロもありますよ!
●MUZZI TOMMASO(ムッツィ・トンマーゾ)
▼パンドーロ / クラシコ
パネットーネと共にイタリアのクリスマスには欠かせないパンドーロ。卵をたっぷり使用した生地が特徴で、同梱の粉砂糖で雪山の様にデコレーションをしてお召し上がりいただくのが伝統的なスタイルです。
1kg : ¥4,300
●galup(ガルップ)日本初登場:銀座店・オンラインストア限定商品
1922年、ピエモンテ州の北西部の町ピネローロで、ピエトロとレジーナ・フェルア夫妻が小さな洋菓子店としてガルップを誕生させました。手入れの行き届いた天然酵母、ピエモンテ産のIGP ヘーゼルナッツ、新鮮な卵など、最高品質の素材のみを使用し、現在でも家族経営で創業当時からのレシピで伝統的なお菓子を作り続けています。
鮮やかな包装紙が目を引くPOPLINEはイータリー限定販売商品です。
▼パンドーロ/ クラシコ
2021年新登場。銀座店・オンラインストア限定。
数量限定:150 個
ヴェローナ近郊の山をモデルにしていると言われているパンドーロ。
卵をたっぷり使用した生地は、軽い食感で優しい甘さが特徴です。
別添えの粉砂糖をまぶして食べるのが伝統的な食べ方です。
750g : ¥4,600
▼パンドーロ/ チョコレート
2021年新登場。銀座店・オンラインストア限定。
数量限定:150 個
生地にたっぷり練り込んだチョコレートチップのほろ苦さがアクセントになっています。
750g : ¥4,600
イタリアではパネットーネ派とパンドーロ派の二派に分かれるという噂も?
パネットーネとパンドーロはクリスマスディナーのデザートの定番。
また、パネットーネとパンドーロは発酵菓子で日持ちがするため、この時期の手土産や贈り物としても最適。
イタリアではクリスマス当日だけでなく、12月から1月にかけて(人によっては11月から3月まで)パネットーネやパンドーロを何回も食べるそうです。
それだけの期間があれば、全制覇も夢じゃない?
今年のホリデーシーズンは、「EATALY」でパネットーネやパンドーロを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2021/11/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家
石松利佳子
「身体の中から美しく」をコンセプトに、マクロビオティック×薬膳×スーパーフードを融合させた植物性100%の料理教室「Salon de R」を主宰。
病気をきっかけに食事を見直し、“身体は自分が食べた物でできている”と実感。外食は楽しみつつも自宅での食事をマクロビオティックに変えて身体が元気になったことから、「食と健康」について興味を持つ。その後は、中国の医学理論に基づいた薬膳を学び、季節や体質、心と身体のつながりなど、その人の状態によって食べるべきものが変わることを知り、料理教室だけでなく薬膳の理論が学べる資格取得講座をスタート。
その他、ワインスクールや短大での講師、豆腐マイスター認定講座、WEB・雑誌にてコラム執筆やレシピ紹介、企業へのレシピ提供や商品開発なども手掛ける。