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3月に入り、三寒四温の気候でだんだんと春が本番になっているのを感じます。梅や桃をはじめ、さまざまな花が街を彩るこの季節。密を避けつつ、花粉症対策も万全に、おやつを持って近くの公園に出かけたくなってしまいますよね。
今回ご紹介する「たらふくもなか」は、ふっくらとしたまねきねこの形をした最中です。お散歩に連れて行って、一緒に写真を撮りたくなってしまうほどのかわいらしさが、InstagramやTwitterなどのSNSで話題に。春のお出かけのお供にいかがでしょうか?
この「たらふくもなか」を製造・販売しているのが、東京・錦糸町に店を構える「御菓子司 白樺」。三代目の根本幸治さんが生みの親です。
「たらふくもなか」は、店舗にてバラ売りもしていますが、今回は箱入りをお取り寄せしてみました。箱に描かれた猫のイラストもたまらなくかわいい……! 紙モノが好きな私は猫の部分を切り取って栞にし、お気に入りの文庫本に挟んで愛用しています。猫好きな方、かわいいものが好きな方にとっては取っておきたいパッケージになりそうですね。
箱を開けてみると、6匹の猫たちがお行儀よくきっちりと箱に入っています。さっそく、猫に見つめられつつ、一口。中には黄金色のあんこがぎっしりと詰まっています。パリッとした皮の香ばしさと合わさって、じんわりと優しい甘さが口の中いっぱいに広がります。
黄金色が印象的なこのあんこは、「白いダイヤ」とも呼ばれるほど希少な北海道産の「白小豆(しろしょうず)」を使って炊いています。白あんといえば、白いんげん豆や手芒豆を使ったこしあんが一般的ですが、皮がしっかりしている白小豆であんこを炊くと、黄金色のつぶあんに仕上がります。通常の小豆を使ったあんこよりさっぱりしていながらもコクのある味わいで、あんこが苦手な方からも「美味しい!」と評判なんだそうです。
覚えやすさや親しみを込めて「たらふくもなか」と名付けた根本さん。この名前に決まるまでいくつもの案が出た中で、「たらふくもなか」の案が出ると不思議なほどしっくりときて、自然と名前が決まったのだとか。
たしかに、ごはんを“たらふく”食べたあとのようなふっくらとした表情の猫。寝そべりながらこちらを見ており、何とも言えないほっこり気分になれますよね。よく見ると、まねきねこが必ず持っている「小判」を持っていない……! と思った方、ご安心ください。小判はしっぽでちゃんと持っているんです。後ろ姿にも小技の効いた「たらふくもなか」、愛さずにはいられません!
そんな「たらふくもなか」ですが、年末年始のピーク時には多い日で1,500個(匹)も製造され、年間の製造数はなんと10万個(匹)にも。大きな工場で量産されているのではなく、「御菓子司 白樺」の工房でひとつひとつ手作りされています。なので、ねこの表情にも個性が。ちょっぴり彫りが深かったり、ふんわりした顔立ちだったり。お手元で見比べてみると楽しいですよ。
あんこを詰めるのも職人さんの手作業で行っており、細部にもあんこがぎっしり。皮の片面ずつにあんこを詰めて、両側をドッキングさせて仕上げているそうです。
年末年始などの期間限定で皮が紅白のバージョンも販売されていますのでチェックしてみてくださいね。
店舗でも、お取り寄せでも愛される美味しさ
「御菓子司 白樺」のお店の前には公園があり、大きな桜の木が。取材に伺った日はまだ寒かったですが、桜を見ながらここで「たらふくもなか」を食べながらのんびりとした時間を過ごすのもいいですね。店舗では「たらふくもなか」のほかにもどら焼きやいちご大福など、手作りの美味しさが光る定番の和菓子が勢ぞろい。老若男女問わず、たくさんのお客様が毎日のおやつやお使い物などを買いに来ており、地元で愛されていることがよくわかります。夕方になると売り切れのものもあるので、お目当ての商品がある方はお早めに!
「たらふくもなか」や人気の「お芋さん」はオンラインでも購入可能です。
錦糸町で生み出され、日本全国へ旅に出る「たらふくもなか」。ご自分用にはもちろん、猫が好きな方、和菓子が好きな方への贈り物やお祝い事にもおすすめです。お茶の時間やお出かけのお供に「たらふくもなか」をかわいがってくださいね。
※掲載情報は 2021/03/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
管理栄養士
松田智華
東京育ちの30代。
とくに「調味料」が得意分野で、これまでに試食してきた調味料の数はなんと2000種以上にも。
管理栄養士の資格を活かし、安心安全な食を提供するために各方面で活動中。
共著での書籍の出版、雑誌への寄稿やテレビ出演など、メディアにも多数登場しています。
好きな食べものはパイナップル、カレー、グラタン。
各地をお散歩中に見つけたおいしいものや、魅惑のお取り寄せグルメやギフトをはじめ、キッチンに立つのが楽しくなるアイテムについても発信していきます。