年に1回しか生産しない、群馬県・白沢町の若手農家が作った幻のソース

年に1回しか生産しない、群馬県・白沢町の若手農家が作った幻のソース

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りんごとトマトの旨味がぎゅっと濃縮

年に1回しか生産しない、群馬県・白沢町の若手農家が作った幻のソース

私は去年、群馬県沼田市東部商工会様とお仕事をさせて頂いた際、お土産に頂いたのがきっかけでこの「白沢野菜のソース」を知りました。群馬県沼田市白沢町はトマトとリンゴを代表とする県内有数の農産地域ですが、ちょっとした傷や変形、変色、熟し過ぎなどの理由で大量に廃棄されてしまうリンゴとトマトを再利用し、加工して白沢町の名物となる商品が作れないだろうかということで、2010年に若手農家を中心としたメンバーで構成され、この商品プロジェクトがスタートしたそうです。そして、試行錯誤を繰り返し、誕生したのが「白沢野菜のソース」。リンゴとトマトの収穫期が重なる9月~10月の2ヶ月間だけの季節限定生産で、本数も限られているため購入可能期間も短く、なかなかお目にかかれない、幻のソースなのです。白沢地域で採れたトマト、玉ねぎ、にんじん、にんにく、りんごなどで、採れたてのものを新鮮なうちに加工した野菜の味わいを全面に出したこだわりのソースは、地元の方のクチコミでファンが増え、料理家たちが即買いしたくなるほどの、知る人ぞ知るソースです。保存料などの添加物も使用しておらず、野菜や果実のフレッシュな酸味や甘味、旨味が凝縮されたまろやかな味わいで、私は、もう他のソースには戻れなくなってしまいました。

さらりとした濃度で、しつこくなく、サラダ、揚げもの、目玉焼きなど、どんな料理にも合います。ソースの味そのものがジューシーで旨味がしっかりしているので、アスパラやかぼちゃ、にんじん、パプリカなど、加熱した温野菜に「白沢野菜のソース」をディップ感覚でつけて食べるのもオススメです。また、クミンやターメリックなどを使ったスパイシーなフライや揚げもの、煮込料理とも相性がよく、私はカレーの隠し味にこのソースを使いますが、風味が格段にアップします。又、このソースで作る焼きそばは、野菜や果実のまろやかな風味とコクで、ワンランク上のプロ並みの味わいに仕上がります。農家さんが愛情込めて作った農作物が、規格外ということで大量に廃棄されてしまうのは実にもったいない事だと思います。でも、それらの野菜が希少価値の高い商品として生まれ変わり、農家さんの思いやこだわりがぎゅっと詰まった「白沢野菜のソース」は、現在、「道の駅・白沢」のみの販売となっています。

「白沢野菜のソース」を使ったお料理レシピ

このソースは肉や魚にもよく合いますが、今回はヘルシーに、高野豆腐に生ハムやチーズを挟んだフライをご紹介します。チーズがとろりと溶けた、揚げたてアツアツのフライにこのソースをかけて召し上がってみて下さい。病みつきになること間違いなしです。

「高野豆腐の生ハムチーズサンド」

<材料>        2人分

高野豆腐        2個

生ハム         2枚

スライスチーズ     2枚

顆粒コンソメ      5g

衣(小麦粉、卵、パン粉)各適量 揚げ油         適量

年に1回しか生産しない、群馬県・白沢町の若手農家が作った幻のソース

<作り方>

(1) 鍋に2カップの水を沸かし、顆粒コンソメを加えてスープを作り、高野豆腐を入れて、 1~2分弱火で煮たら、火を止めてそのまま冷めるまで置く。

(2)(1)の高野豆腐を取り出し、ぎゅっと水分を絞り、高野豆腐を半分にカットし、切り口の 中央にナイフで切り込みを入れて袋状にし、生ハムとスライスチーズを詰めたら、小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつける。

(3) 中温に熱した油に②を入れて、きつね色になるまで揚げる。

(4) 器に盛り、「白沢野菜のソース」を添える。

※このフライは特に揚げたてが美味しいですが、冷めてしまった場合は電子レンジで少し温めると美味しく頂けます。

※掲載情報は 2015/03/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小針衣里加

日本フードバランス協会代表

小針衣里加

2012年 日本フードバランス協会を設立し、代表に就任。バランスのよい食事を実践するための食べ方、選び方、調理法、 栄養学、美容、ダイエットなどについて学ぶ食の資格「フードバランスアドバイザー講座」の講師を務め、誰でもすぐに実践できる内容に定評がある。2003年より主宰している,おもてなし料理教室、有名シェフによる 料理教室「シェフズクッキング倶楽部」のプロデュースも行う。資格講座、料理教室、食・美容に関するカルチャー講座など年間70回以上の講座や教室を開催し、瞬時に満席になり、リピーターも多い。

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