記事詳細
紹介している商品
化学調味料不使用、注文を受けてから麺を打つ人気ラーメン店。
“ラーメン”
実は、日頃ほとんど口にすることがありません。
魅力を感じるのですが、身体に良いイメージがなく、
特に化学調味料は、子どもには食べさせたくないな・・・と思い、
自然と、家でも、外食でも選択しないジャンルの食べ物でした。
が、この度、出逢いました!
安心して食べられる、そして、子どもに食べさせられるラーメンに。
東京・八丁堀にある人気店“麺や 七彩”。
グルメなママ友から「注文を受けてから麺を打つ上に、化学調味料使っていないのよ。」
というお話を聴いて、これは!と娘と共に行ってきました。
“注文を受けてから打つ麺”は、オーダーが入るごとに、
なんと粉の重さを測り、水を加えるところから!
驚きました。
まるでお蕎麦屋さんのように、麺棒で生地を伸ばし、麺切り包丁でカットし、
その後再び、その麺をギュッギュッと揉むと、ちぢれ麺に。
魔法のような職人技に、親娘で釘付けになっていました。
ラーメンの完成までに15分ほどかかるのですが、その技で待ち時間を感じさせないほど。
煮干し醤油ラーメン。
煮干しとお醤油の香りが豊か。
煮干しがしっかりきいていながらも、クセがなくすっきり、それでいて、コクも。
お出汁を頂いているかのように、後味に雑味がなく、化学調味料不使用なので、
舌にベタっと不自然な旨味が残る感じも、もちろんありません。
身体に染み渡る旨味が心地よいのです。
そして、打ちたての麺。
まるで繊細な刀削麺のように、麺の形が特徴的で、
もち、ふわっ、つるっという独特の食感。弾力があるのに、軽やか。
小麦の風味が香り、煮干し醤油のスープと絡み、口の中で跳ねるように
麺の美味しさが広がります。
この煮干し醤油のお醤油も、店主であり、Mr.食材ヲタクという阪田博昭さんが、
仕込みから携わっていらっしゃいます。さらに、塩ラーメンは、海まで行き、
その海水を使用するなど、食材にとことんこだわっているのです。
2種のチャーシューに、繊細にカットされ、独特のクセがなく、食感がたまらないメンマ、これまた繊細で、口の中をさっぱりとさせてくれる洒落ネギ、濃厚な半熟卵と、
具材も最後の最後まで楽しんで食べられる一杯。
麺、スープ、具材全てに一切の妥協なし。
そうなると“秘伝の”と言いそうですが、そこを全部オープンにしているのが
七彩の凄いところ。自信であり、信頼。
親娘で完食し、幸せな気分に浸りました。
そして、お店で発見しました。
なんと、この麺とスープをお取り寄せできるのです。
ご自宅用も一切の妥協なし!謹製煮干し醤油ラーメン。
阪田さんにお話を伺ったところ、
「日本の田舎には各家庭のラーメンがあって、東北に農業の勉強に行ったときに、
お昼にお母さんが、麺を手打ちでお家のラーメンを出してくれたんです。
日本のラーメン文化、日本独自の文化を次世代にも普及させたい。」と
農業の勉強に!?というところも気になりますが、そこから生まれたお取り寄せの
謹製煮干し醤油ラーメン。
“ご自宅用”も一切の妥協がありません。
こちらのラーメンもありがたい“無化調”=化学調味料不使用。
冷蔵の状態で届きます。
生麺、醤油ダレ、煮干し油、そして、“だしパック”が。
このだしパックには、鰯の煮干し、かつお節、昆布、そうだ節、椎茸エキスと
旨味が詰まっています。
そう、この七彩ラーメンは、だしパックを煮出してからスープを作るのがポイント!
と言っても、難しい工程は何ひとつありません。
だしパックを水から入れて、沸くのを待ち、沸いたら中火で7分煮ます。
天然の旨味が豊かに煮出されていく香りがたまりません。
煮干し油には、豚や鶏の脂、醤油ダレにも、昆布や玉ねぎエキスが入っているので、
奥行きのある深いスープが完成。
一滴残さず飲みたいスープ。
胡椒との相性が良いとのことで、黒コショウを挽くと、味が引き締まって。
そして、お店の打ちたて麺に限りなく近づけるために、工場でご年配のお母さん達が
仕上げの手もみをしてちぢれ麺を作り上げているのです。
もっちりちゅるちゅるのちぢれ麺とスープが素晴らしいので、
このまま素ラーメンでも充分満足。
家庭でオリジナルのトッピングを楽しむ。
とはいえ、せっかくの絶品ラーメンなので、このラーメンに合いそうな具材でオリジナルの一杯を。自宅で作るラーメンは、こういう風に自由にアレンジ出来るのも楽しいですよね。
七彩ラーメンなので、七品の秋の具材。
1・色々きのこの生姜和え
2・きくらげとマコモダケの五香粉ゴマラー油和え
3・焼き秋野菜(蓮根・茄子)
4・春菊
5・菊花もってのほか
6・香菜
7・カボス
野菜ときのこをふんだんに。
煮干しの効いたスープがしっかりしているので、
どんな具材ともよく合います。
生姜や五香粉、ラー油がスープに溶け合うとまた違った表情に。
煮干し=だし=和だけではなく、中華テイストにしても。
焼き魚に柑橘を絞ると味が引き締まるように、
後半カボスを絞るとまたキュッと味が変化して美味しい。
娘のラーメンは、オイルは入れず、おだしと醤油ダレでちょっと薄味に。
笑顔で食べてくれました。
身体へのリスクが少なく、日本のおだし文化、ラーメン文化を大事にした
絶対的に美味しいラーメン。
今、お店ではヴィーガン担々麺やグルテンフリーの麺も提供しているのだそうです。
最高と思える現状に満足せず、日々進化を遂げる七彩のラーメン。
職人技とも思えるあの麺づくりも、コツさえ抑えれば、誰でも出来るということで、
今後家庭向けに麺の講習会もやってみたいと話してくださいました。
それは、楽しみ!
なんと七彩のネットショップでは、手打ち麺の作り方説明書付き、
麺や七彩オリジナルブレンド小麦粉も販売されています。
この七彩との出逢いで、ラーメンに対する意識がガラリと変わりました。
店主の阪田さんと藤井さんお二人が、築き上げる100年先も食べたいラーメン。
その“今”の最高をご自宅でどうぞ。
■麺や七彩 らーめんセット
内容量:140g×2
価格:¥1,600 (税込 ¥1,728) ~ ¥1,804 (税込 ¥1,948)
※掲載情報は 2019/11/28 時点のものとなります。
- 2
キュレーター情報
ツタエルヒト。×フードマエストロ
齊藤美絵
ラジオパーソナリティとして、長年ラジオ番組やTVのナレーター、MCとして「声」で空間を彩る。その一方で、フードマエストロとして、“魅力的な食”の伝え手として活動。
特に、ハワイ産の食材・食品の魅力を伝えるべくハワイの畑や工場を周り、生産者とコミュニケーションを取り、現地の様子を伝え、その食材を使ったイベント企画やホテル・レストランへのメニューのプロデュース等を行う。
現在は、一児の母として、子供に安心して食べさせられるシンプルな美味しい食材・食品を日ごろから探求し、発信している。鰹節の魅力を伝えるにんべんだしアンバサダーとしても活動中。