プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

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鹿児島県指宿市で栽培される空豆“いぶすき陵西”

春の訪れを告げる食材のひとつ“空豆”
その空豆の生産量日本一なのが、鹿児島県指宿(いぶすき)市です。
栽培面積は157.4ha、生産量は2,166.3t(平成29年度)。
温暖な気候を生かして、12月下旬から4月下旬ごろまで収穫されます。

 

そんな日本一の生産量を誇る指宿の空豆栽培ですが、ここ数年、栽培環境の厳しさから、
縮小・撤退する農家が増えており、現在は、ピーク時の約半分以下の栽培面積に……

 

栽培環境の厳しさというのは、昨年で言うと、酷暑で豆の催芽遅れたことで、植え付けが
例年より2週間以上遅れたことや大型台風の接近、暖冬の影響で病虫害が出やすくなったこと、さらにイノシシ、鳥などの鳥獣害などが挙げられます。

 

中でも、指宿を代表する品種の“いぶすき陵西(陵西一寸)”は、栽培が難しく、脇芽取り、摘花、管理作業に手間がかかり、収穫量も少ないことから、さらに生産者が減り、他の豆の栽培に切り替える農家さんが多いのだそうです。

 

そんな状況の中でも、“いぶすき陵西”へ並々ならぬ想いを持って、栽培しているご夫妻がいらっしゃいます。オネファームの川畑貴紀さん、章子さん。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

収獲したばかりのものを焼き空豆でいただいたとき、甘みの強さとホクホクした味わいに
感動!お皿の上に盛られた空豆があっという間になくなってしまうほど、
食べた人たちが皆「美味しい!」と声をあげていました。
その様子を嬉しそうに見ていた川畑さんの表情も忘れられません。

 

そしてその翌日、川畑ご夫妻に畑をご案内頂きました。

こんな環境で育てられている空豆は間違いなく美味しい。

オネファームの空豆畑は、錦江湾が一望できる魚見岳の麓で露地栽培されています。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

この場所に立って、この景色と空氣を肌で感じたとき、ここでのびのびと育てられている
空豆は間違いなく美味しい!と思いました。
また、海風があたるので、冬の栽培中に霜が降りにくいエリアであり、空豆栽培に適しているのだそうです。

 

そんな環境はもちろんのこと、オネファームでは、土づくりを大切にしており、
有機堆肥や緑肥などを使い、化学肥料を極力抑えた栽培をしています。
減農薬栽培で、除草剤などは一切使用していません。

 

種も、自家採取というこだわり。
8月に発芽し、手間暇かけて育てた空豆は、天に向かって力強く成長していました。
お多福豆とも呼ばれますが、こんなに凛と空へ伸びている姿を見ると縁起が良いお豆だなと感じます。

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オネファームでは、しっかり実が入り、最も美味しく食べられる状態になったことを確認して、ひとつひとつ手作業で収穫しています。
12月下旬から収穫がはじまり、2月に収穫されるものは、氣温の寒暖差も大きいので、
最も甘みが強くなるのだそうです。

 

収獲されたものは綺麗に箱詰めされ、最短ルートで自宅へ届きます。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

つやつやでハリのある立派な空豆のさや。
豆が今にも弾け飛び出しそうです。

 

まずは、最もシンプルな食べ方・塩茹でで。
塩を加えた沸騰したお湯で3~5分茹でるのがオネファーム川畑ご夫妻のオススメ。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

湯氣と共に空豆の香りがふわっ。
ホクホク、ポクポク。甘みが広がり、食べる手が止まりません。
鮮度抜群の空豆は、雑味がなく、素直に、丁寧に育てられた味。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

焼き空豆。熱々の香ばしい莢をむくと、香りと甘さが際立った空豆が登場。
より力強い味わいになります。

いぶすき陵西の魅力を味わうシンプルなお料理色々。

塩茹でや焼き空豆という食べ方が最も美味しいですが、
様々なお料理で、このいぶすき陵西の魅力を味わってみました。

 

まずは、ソラマメポタージュ。

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オリーブオイルで、玉ねぎと空豆を炒め、塩を少々して、水を入れ
コトコト煮ます。ミキサーでペースト状にしてから、再びお鍋に戻し、
豆乳を加えて、塩で味を調えました。
コンソメなど入れなくても、空豆の甘味と香りで充分美味しいポタージュに。

 

こちらは、ガーリック空豆。

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フライパンに入れたみじん切りのにんにくとオリーブオイルを
弱火で加熱し、そこに、空豆を入れて炒めます。
グルメソルトで味付けをして、トッピングに胡椒の塩漬けを。

 

ハワイに、ガーリック枝豆というお料理がありますが、そこからヒントを得て。
ビールが進む美味しさで、皮がプチンと弾け、中からホクホクのお豆が出てくる
食感のコントラストが絶妙です!


お酒と言えば、紹興酒とも。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

紹興酒・お醤油・きび糖・ニンニク・生姜・花山椒をサッとひと煮立ちさせ、
そこに、ちょっと長めに茹でた空豆を入れ一晩冷蔵庫へ。
皮に少し切れ目を入れると、よりしっかり漬かります。

 

紹興酒の香りと花山椒や生姜が、また一味違った空豆の魅力を引き出してくれます。

 

そして最後に、春を感じるおにぎりを。

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桜の塩漬けの塩をある程度洗い流したものを、ご飯(もち米を混ぜても)と共に炊き、
そこに、茹でて皮をむいた空豆を混ぜ込んでおにぎりに。
塩抜きした桜の花びらを乗せれば、春の訪れが待ち遠しくなる色合いに。

 

空豆は、皮ごと食べるのが好きですが、このおにぎりは、皮がない方が見た目はもちろん、
食べたときのお米との食感のバランスもよくなります。

プレミアムな空豆“いぶすき陵西”は、今が旬!

春も、福も呼び込んでくれるような指宿の空豆“いぶすき陵西”。
生産農家さんが減っているとのことですが、この美味しさをいつまでも味わえますように。
そんな願いと感謝を込めて、大事にいただきたい一品です。
オネファームでの収獲は、3月下旬まで!数量限定の予約販売ですので、今シーズン食べてみたいという方は、お早目にどうぞ。

 

■いぶすき陵西・そらまめギフトボックス
内容量:1kg・2kg
価格:収穫のタイミングによって変動します。
詳しくは、オネファームのサイトをご覧ください。
https://www.honestfarm.jp
お問合せ・0993-37-5100

※掲載情報は 2019/03/12 時点のものとなります。

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キュレーター情報

齊藤美絵

ツタエルヒト。×フードマエストロ

齊藤美絵

ラジオパーソナリティとして、長年ラジオ番組やTVのナレーター、MCとして「声」で空間を彩る。その一方で、フードマエストロとして、“魅力的な食”の伝え手として活動。

特に、ハワイ産の食材・食品の魅力を伝えるべくハワイの畑や工場を周り、生産者とコミュニケーションを取り、現地の様子を伝え、その食材を使ったイベント企画やホテル・レストランへのメニューのプロデュース等を行う。

現在は、一児の母として、子供に安心して食べさせられるシンプルな美味しい食材・食品を日ごろから探求し、発信している。鰹節の魅力を伝えるにんべんだしアンバサダーとしても活動中。

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