赤ワインに含まれるポリフェノールが体に良いことはもはや常識ですし、乾杯ドリンクにスパークリングワインを選ぶシーンも増えているように感じます。そこで今回は、そんなワインの魅力をより体感していただくべく、スイーツ×ワインをご提案。難しい知識がなくても大丈夫。いろんな組み合わせを試しながら、自分にとってベストなマリアージュを見つけるのが何よりも楽しいのです。

ナツメヤシの実の別名「デーツ」は、ビタミンやミネラルが豊富なことから注目を集めているドライフルーツです。「Neo blanco」の「seven dates」は、日本ではほとんど流通していないアラビア原産で大粒のデーツ。キャラメルや黒糖を思わせる、強いけれど上品な甘さです。このデーツの種を取り、チーズやナッツを挟むとワインがすすむ最高のおつまみができあがり！砂糖をかけておらず、デーツ本来の強い甘さやコクが感じられるので、パンチのある赤ワインや、産地の近い南アフリカのワインを選んでみたくなります。

Neo blanco

seven dates（お取り寄せ可）

大阪市平野区にある「パティスリー ガレット」。こちらでは、フランス・ブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子「ガレットブルトンヌ」が常時6種類も揃っています。素材の半分以上をバターが占めているという贅沢なお菓子で、鼻を近づけるとバターの芳醇な香りが感じられます。あえてワインに合わせたくなるのが、大阪の「カタシモワイナリー」の赤ワインが使われている「赤ワインガレット」。合わせるなら、やっぱりここは赤ワインで。焼きたてと日が経ったものとでは味わいが違うそうなので、焼きたてには若め、日が経ったものにはフルボディを合わせて比べてみるのはいかが？

パティスリー ガレット

赤ワインガレット -6枚入り-（お取り寄せ可）

どこをカットしても美しい木目が現れる羊羹。富山県富山市で150年続く老舗和菓子店「鈴木亭」の看板商品です。その名も「杢目羊羹（もくめようかん）」。小豆と白いんげんを使って年輪のような模様を作り上げています。地元では縁起物としても人気があるそう。実は羊羹とワインも、ぜひ試してみたいペアリング。この羊羹はあっさりした甘さでキメが細かく、口どけが良いのが特徴です。冷やしても美味しいので、リースリングなど酸味のあるさっぱり系の白ワインも合いそうですね。

鈴木亭

杢目羊羹（もくめようかん） 小型 250g （お取り寄せ可）

ワインと合わせるお菓子の代表例が、チョコレートとのペアリングです。ねっとり濃厚な舌触りが特徴の「テリーヌショコラ」には、甘さやねっとり感を良い意味で断ち切りつつ、味や香りが同調する赤ワインが合いそうです。埼玉スイーツの名店として知られる浦和の「パティスリー・アカシエ」は、シェフがコンクールのショコラ部門で優勝を果たしているなど、産地からこだわるチョコレート菓子にも定評があります。こちらの「テリーヌショコラ」で使われているのは、エクアドル産の良質で香り豊かなカカオ豆。ワインを合わせるなら、ナッツや花の香り、ほのかな苦味をキーワードに選ぶのがおすすめです。

アカシエ

テリーヌ・ショコラ（お取り寄せ可）

ワインとチョコレートの相性が良い理由の一つに、高い抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているという点があります。高ポリフェノールチョコとタンニンが多く含まれるタイプの赤ワインには、ほろ苦い余韻という共通項もあり好相性の組み合わせ。美容皮膚科でも販売されているという「NOXプレミアムオーガニックチョコレート」は、トランス脂肪酸・乳製品・白砂糖を使用せず、100％オーガニック原料だけで作った、カカオ70％のダークチョコレート。ヘルシー志向の高い女性にこそおすすめです。

NOX ORGANICS

NOXプレミアムオーガニックチョコレート Mixed Edition（お取り寄せ可能）

ちょっと意外かも知れませんが、実はワインと合わせるのもアリなのがお抹茶スイーツ。抹茶に含まれるカテキンのほろ苦い風味に、清涼感がありタンニンが少なめのスパークリングワインは相性が良いと言えます。「京はやしや」の「はんなりチーズケーキ」は、抹茶を使ったチーズケーキ。下段はチーズスフレ、上段にはマスカルポーネとフロマージュ・ブランを使った抹茶チーズムースという構成です。口に入れると溶けてなくなるような軽くて柔らかな食感。フレッシュな風味のチーズ２種も使われているので、すっきりし甘口でフルーティな余韻を持つロゼも合いそうです。

京はやしや

はんなりチーズケーキ（お取り寄せ可）