モロッコ料理と陶器のアツい関係とは?!

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伝統的な場面には陶器の鍋が大活躍

モロッコ料理に欠かせないのが、日本でもよく知られる「タジン鍋」ですが、モロッコに陶器が伝わったのは4世紀頃と言われています。調理で使われる陶器の鍋には他にも何種類かあって、「タジン」よりもさらに深い形のものに「カデラ」があります。また、壷のような形をした「タンジーヤ」は、マラケシュ発祥の鍋で、家族の人数によって異なる大きさのものを使用します。「タジン」と同様に、モロッコでは使う鍋の名前がそのまま料理名でもあります。

モロッコ料理と陶器のアツい関係とは?!

「タンジーヤ」は7種類のスパイスを使うのが特徴の料理です。モロッコでは「7」という数字が縁起の良い数字として好まれています。例えば赤ちゃんが生まれて7日目、結婚して7日目などは特別な日だと考えています。「タンジーヤ」はお風呂をわかすと同時にその火を使って調理されていました。 モロッコの各家庭では現代でも伝統的な料理をよく食べますが、日常のシーンでは陶器の鍋ではなく金属製の鍋も使います。でも、伝統的な行事の時には昔ながらの陶器の鍋を使います。ラマダン期間中にはタジンを使い、ゆっくり時間をかけて調理します。

タジン鍋(小)美濃焼 (直径 16cm)

モロッコ料理と陶器のアツい関係とは?!

本場モロッコ式に忠実な、湯気抜きの穴がないタジン鍋です。穴があるものと違い、湯気を逃がさないので蒸し効果が高く得られます。

※掲載情報は 2015/02/23 時点のものとなります。

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モロッコ王国大使館

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モロッコはアフリカ大陸北西部に位置し、紀元前から欧州・アフリカ各地との交流が盛んな国です。地中海と大西洋に面した長い海岸線、平野・山岳地帯・砂漠という多様な地形と気候に恵まれ、歴史と共に食文化が育まれてきました。日本でも人気のあるタジン(=鍋)はモロッコ発祥。国内で産出される豊富な食材を様々な組み合わせで調理します。また、オリーブオイルをふんだんに使ったモロッコ料理はユネスコの世界文化遺産に登録されています。日常的にお茶を飲むという習慣も日本とよく似ていて、日本人には親しみやすいモロッコの食文化。実際にモロッコを訪れて味わっていただきたいと願っています。

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