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愛らしいボンボニエールと星形の「金平糖」に願いを込めて
令和元年のはじまり!新天皇、皇后両陛下、そして新元号を迎え、日本中が祝福ムードですね。そんな晴れやかな気分をおうちのティータイムにも取り入れてみませんか?
今回ご紹介するのは、京都の老舗『緑寿庵清水』さんの、ボンボニエール入り「金平糖」です。
京都・百万遍に本店を構える『緑寿庵清水』は、日本で唯一の金平糖専門店。創業は1847年。以来、金平糖一筋にその技を守り続けている名店です。2017年末には東京・銀座に『銀座 緑寿庵清水』もオープンし、伝統を守りながらも新たな金平糖の魅力を発信し続けています。
金平糖はマニュアルのように決まった製法、レシピがないそうで、職人さんがその時々の気温や天候をみながら、蜜の濃度や温度を見極め、金平糖が釜を転がる音を聞き分けて出来上がるのだそうです。
つややかで美しい星型の金平糖は、職人さんの研ぎ澄まされた五感と熟練の技があってこそ。『緑寿庵清水』さんの金平糖は、とにかく繊細で上品。小さな一粒一粒の表情も、豊かな香りもやさしい味わいも、どれも素晴らしいです!
金平糖は、いつまでもその品質が変わらず、暑さや寒さにも劣化することがないそう。時間をかけて育っていく、そして、永く変わらない美しさと美味しさ。それが、婚礼やお祝いの席の菓子としても用いられるゆえんです。皇室の方のお祝いの引き出物にも、ボンボニエールに入った金平糖が使われることも多いそうです。
こちらは『銀座 緑寿庵清水』オリジナルのボンボニエール「花雅」。
ころんと丸い形とふんわりやわらかな色合いが、はんなりとして品の良さが感じられる陶器です。
通常、お店では様々なフレーバーの金平糖が販売されているのですが、こちらの陶器のシリーズには、昔ながらのシンプルな砂糖でできた、ごく小粒の金平糖が入っています。
この「花雅」など、陶器のボンボニエールはいずれも数量限定の予約販売。
現在は、来年の2月頃に発売になる、こちらの「毬菓」の予約ができるそうです。カラフルなパステルの小さな手毬の陶器。こちらもとっても愛らしいですよ!
私がおじゃました『銀座 緑寿庵清水』では、常時20種類ほどの様々な風味の金平糖があり、季節のフルーツや、おはぎ、ソーダ、ミルクティー……といった趣向を凝らした風味の金平糖が楽しめます。色合いもカラフルで、どれもとっても豊かな味わい!個性的な風味なのに、金平糖らしいやさしい甘さと美味しさが口の中に広がります。
いろいろ味わって、お気に入りの一品をまたボンボニエールに入れて楽しむのもいいですね!
ひとつひとつ丹精込めて丁寧に作られた老舗の金平糖。
新たな時代を迎えて、いつもよりちょっと特別なお茶の時間に、もちろん、ギフトや引き出物にもぴったりのオススメの逸品です!
※掲載情報は 2019/05/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーアナウンサー、ごはんソムリエ
天谷ゆか
福井県生まれ。福井放送(株)元アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ナレーターとして活動中。
着物の楽しさと、オーガニックコットンの心地よさや大切さを伝えるため、オーガニックコットンの木綿着物ブランド「るるん」立ち上げ、デザイン、プロデュースを手掛ける。
「食」への関心も高く、NPO法人 青果物健康推進協会所属の「ベジフルティーチャー」として、食生活の向上や食育、農業支援の活動にも積極的に参加。さらに、「ごはんソムリエ」の資格を取得。ごはんを中心とした和食の良さを伝えている。
趣味は、茶道、書道(四段)、ごはんの食べくらべ、日本酒、断捨離。