日本が誇らしくなる。アメリカ人が“日本の美学”を表現した究極のビール

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日出ずる国の美学「究極のバランス」

日本が誇らしくなる。アメリカ人が“日本の美学”を表現した究極のビール

日本政府観光局が発表(※)した2018年1月〜11月の累計訪日客数は、累計で28,560,100人。11月単体では過去最高を記録。さらに2020年の一大イベントに向けて、ますます日本を訪れる人が増えていく予測です。最近では「こんなところにも外国人が!」と驚くことも多く、むしろ気がつくといつもの街中で廻り中が外国人で、自分がむしろ異邦人のように感じることすら起こっています。日本の良さを存分に楽しんでほしい、と思っても、自分自身の本当に魅力が案外わからないように、日本人にとっては当たり前で魅力的でないことが、外国の方々にとってはとてつもない魅力だったりすることもあります。
静岡のベアードブルーイングは、アメリカ人のブライアン・ベアードさんが奥様のさゆりさんと、2000年に沼津でスタートさせたブルワリーです。ブライアンさんは、元々アメリカの大学院で日本文化を研究していた人物で、そんな彼が“日本の美学”として造り上げたのが、この「究極のバランス」を持つビールです。

 

(※)引用:平成30年12月19日発表「平成30年 訪日外客数・出国日本人数」(日本政府観光局(JNTO))

杯を重ねるごとに、誇れるおいしさ

日本が誇らしくなる。アメリカ人が“日本の美学”を表現した究極のビール

ラベルには富士山のイラストに輝く太陽。公式HPには「日本は、世界中の人々に「日出ずる国として知られている。そして、日本人にとって富士山は国を象徴する自然のアイコン。『ライジングサン ペールエール』は、職人魂という日本の伝統文化を象徴するものである」と紹介されています。

 

グラスに注ぐとややアンバーな色をたたえたペールエール。柑橘のようなフレッシュな香り、モルトの柔らかい甘さや旨み、香ばしさが複雑に絡み合い、すっと引き締めるようなホップの苦味が心地よい。例えれば寡黙な職人の密かにたぎる工夫や熱意、伝統と新しさと……そんな複雑さが入り混じり、でも斗出することなく、調和がある。「ああ、おいしい」そして、またグラスへビールを注ぐ。ブライアン・ベアードさんは「もし残りの人生で数種類のビールしか飲んではいけないことになったとしたら、このビールは必ずリストに入れるだろう」と公言しています。

 

ライジングサンという英語は日本を指す以外にも、もちろん「これから昇る朝日」という意味があります。これからたくさん訪れる外国人の方々に、日本について説明する機会はどんどん増えることでしょう。四苦八苦して説明するよりも、これを一口飲んでもらえば日本の魅力を一瞬で理解してもらえるかもしれません。そして杯を重ねるごとに、きっともっと饒舌に日本の魅力を伝えることができて、そこから輝く未来が開けるかもしれません。

※掲載情報は 2019/01/16 時点のものとなります。

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キュレーター情報

宮原佐研子

ビアジャーナリスト/パンコーディネーター

宮原佐研子

日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。

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