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日頃から日本酒を嗜んでいる人はもちろん、ビールやワインが好きな人も、年末年始となると日本酒をいただく機会が多くなるのではないでしょうか。そこで今回は、華やかなシーンにもぴったりな乾杯ドリンクとして注目を集めている発砲性の日本酒をはじめ、新しい年を祝うのにふさわしく、ラベルやネーミングがおめでたい日本酒を集めてみました。食前酒、食中酒、お好みの飲み方で、大切な人たちとの楽しいひと時に華を添える一本を見つけてみませんか?
瓶内二次発酵のキメの細かい泡!和歌山「平和酒造」のスパークリング日本酒
和歌山県にある「平和酒造」は、和歌山の風土や伝統の酒造りを大切にしながら、若手が活躍している蔵元です。代表銘柄の「紀土(キッド)」には、発泡タイプの「紀土 純米大吟醸 Sparkling」があります。日本酒の柔らかな甘みをまといつつ、シュワっと心地よい飲み口。瓶内二次発酵による自然できめ細やかな泡が特徴です。和食はもちろん、カルパッチョなどさっぱりしたイタリアンにも、白ワイン感覚で合わせてみたくなる味わいです。パッと目を惹く華やかなラベルも魅力的です。
誰が飲んでも納得の味わい!「永井酒造」の「Mizubasho Pure(水芭蕉ピュア)」
群馬県にある「永井酒造」の「Mizubasho Pure」は、2008年の登場以来、スパークリング日本酒の存在を世に知らしめることに貢献したと言っても過言ではない、人気商品です。こちらもシャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られており、ヨーロッパの星付きレストランをはじめ、世界各国のレストランで採用されていることからも、そのクオリティはお墨付き。きめ細やかな泡と熟成による奥深さも楽しめる華やかで上品な味わいです。写真は2017年4月に数量限定で発売された「The Mizubasho Pure 2008ヴィンテージ」。現在は入手困難となっていますが、本格的なスパークリング日本酒として、今後もその動向に注目です。
シャンパンと同じ製法で異なる2種類の味わい!「七賢」のスパークリング
非常に難易度が高いとされる瓶内二次発酵は、酵母の発酵による炭酸ガスを瓶の中に
溶存するというものです。山梨県白州で約300年前から酒造りをしている「七賢」の
スパークリング日本酒は2種類。一つは、シャンパン同様の製法で澱を取り除き、透明ですっきりとドライなスパークリング「星ノ輝」。もう一つは澱を残し、米の旨みと甘みがしっかり感じられる「山ノ霞」です。どちらもシャンパンよりきめ細やかな泡立ちが特徴ですが、「山ノ霞」は日本酒だと言われなければ気がつかない人もいるほど、軽くて爽やかな飲み心地が楽しめます。
世界的コンクールで高評価!飛躍の年を願っていただく富山「富美菊酒蔵」の「羽根屋」
富山県にある「富美菊酒蔵」のポリシーは、『蔵の全てのお酒を大吟醸レベルに』すること。すべての清酒において仕込みの手間を大吟醸と同等にするという、途方もない挑戦を日々し続けているのです。今では富山県内の飲食店では有名になった「羽根屋」は、2018年にフランスで開催された日本酒のコンクール「KURA MASTER」で、トリプル受賞という快挙を果たし、世界的な評価も確かなものとなりました。新しい年が飛躍の年となることを願って、その名にあやかり「羽根屋」を味わってみるのはいかがでしょうか。
秋田「齋彌酒造」の名を世界に広めたオーガニック日本酒「雪の茅舎」
秋田県由利本荘市にある「齋彌酒造」の「雪の茅舎」は、日本で初めてオーガニックの日本酒として認められた珍しいお酒です。2007年に世界的なコンクールで金賞を受賞して以来、瞬く間に世界で知られることになり、日本国内でも酒屋やデパートで入手できるようになりました。年末年始のこの時季には、新鮮でフルーティーな味わいが楽しめる要冷蔵の生酒がおすすめです。秋田の雪深い冬を思いながら初春への期待を高める、そんな楽しみ方もよいものです。
ラベルに描かれた梅の花も華やか!新潟「長谷川酒造」の「雪紅梅」
新潟県長岡市にあり、176年の歴史を刻む酒蔵「長谷川酒造」。2004年の中越地震では酒蔵が壊れる被害に遭い、一度は廃業も考えた中、3人の娘さんたちの奮起によって再建された酒蔵でもあります。「雪紅梅」は、梅というおめでたいモチーフが名前になっている、新年を祝うのにもぴったりなお酒。華やかな香りと程よい甘み、スッキリした飲み心地が楽しめます。
※掲載情報は 2018/12/28 時点のものとなります。
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