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手土産というと、甘味を思い浮かべがちですが、今流行の“痺れ系”はいかがですか？ ちまたでは、四川風麻婆豆腐や激辛ラーメン、スナック菓子など、麻辣（まーらー）味が大人気。花山椒を効かせた爽やかな香りと、しびれる辛さが若い女性にもうけています。手土産に痺れ系を取り入れたら、場が盛り上がること間違いなし。ここでは甘いはずのチョコレートが激辛！ 和菓子がヒリリと刺激的！ など、一風変わったお菓子をセレクトしてみました。流行感度の高い手土産として喜ばれるでしょう。
1：見た目は大福、なのに痺れる！ 山椒の刺激が効いた京都祇園の『鍵善良房』で人気の「若山椒」
見た目は小さな大福のようですが、口に含めば予想以上のピリリとした刺激にびっくり！ 茶人や僧侶、花街の女性たちなど、さまざまな人に愛された歴史ある名店、祇園の『鍵善良房』は、江戸時代から京都祇園で京菓子を作り続けてきました。この「若山椒」は、山椒を入れた羽二重餅でこしあんを包み、和三盆をまぶした逸品。刺激的でありながら、こしあん、和三盆、求肥がまろやかで絶妙なバランスです。この完成度の高さをぜひ味わってみてください。
2：名店のスイーツが味わえる『エスキス サンク』の「オランジェット山椒」は、青山椒の刺激がクール！
ミシュラン2つ星のフレンチレストラン『ESqUISE（エスキス）』のスイーツをいただくことができる『エスキス サンク』。この店のおすすめは、柑橘のほのかな苦味が楽しめるチョコスイーツ「オランジェット」です。アーモンドダイスのサクッとした食感と、ふわりと香る青山椒、そして複雑なショコラの香り。ほろ苦いオレンジピールと相まって、爽やかで奥深い味わいです。赤ワインにも合う深い味わいで、大人の男性にも喜ばれます。
3：山椒塩を振りかけて食べる、お米のうま味たっぷりの揚げせんべい。『富士見堂』の「白ほおばり」
玄米を精米するところから自店で行う、こだわりのせんべい屋『富士見堂』。こちらの「白ほおばり」は、“揚げたてのおいしさを届けよう”という思いから作られました。さっくり軽いおせんべいなのですが、別添えで山椒塩が付いています。これを振りかけて食べると、ピリリと辛みのあるもう一つの味が楽しめるのがポイント。国産の山椒を使用し、塩と山椒が最適のバランスで配合され、かける量を好みで調節できるところもうれしいですね。白ほおばりという名前も可愛い逸品です。
4：山椒の刺激がイイ！ ぎっしりナッツとドライフルーツをピリリとまとめた大人の寄せ菓子『和久傳』の「果椒」
丹後の旅館から始まった京都の老舗料亭『和久傳』の銘菓「果椒」。実山椒をアクセントに効かせた、木の実の寄せ菓子です。『和久傳』創業の地である丹後産の木の実やドライフルーツを、蜂蜜や黒砂糖、和三盆で歯ごたえよく寄せ固めました。くるみや小豆、イチジク、カシューナッツにアーモンドなどのナッツ類の香ばしさ、ドライフルーツの香りの中で、山椒がピリリと刺激的で絶妙なハーモニー。お酒にも合うので手土産にぴったりです。
5：一度食べると止まらない！ 七味が爽やかに突き抜ける、京都『七味家本舗』の「七味福豆」
創業360年の七味の老舗『七味家本舗』。伝統を守りつつ、新しい味にも挑戦するこちらの「七味福豆」が秀逸！ 一見、どこの豆屋さんにも置いてありそうなお菓子ですが、さすが七味の老舗、七味の風味が際立つ一品です。特に京都の七味は、唐辛子の中の山椒がキリリと主張する香りとなっています。ピリ辛唐辛子を押しのけるように、鼻に抜ける山椒の清涼な風味がヒリッと感じられて、独特な風味。一度食べると止まらなくなること必至です。
※掲載情報は 2018/12/08 時点のものとなります。
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