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バレンタインのギフトに迷ったら、パンやワインとの相性が抜群の和菓子でひと味違った演出をするのはいかがでしょうか? きっとその意外性と感動の味わいに、贈られた相手も喜んでくれるはず。今回は、創作和菓子ユニットwagashi asobiが織りなす和菓子の世界の魅力とともに、私も大好きな「ドライフルーツの羊羹」をご紹介します。
和菓子というカテゴリーの域を越えた「ドライフルーツの羊羹」
目も舌も肥えた一流ホテルのセールス担当の方から、「とても美味しいので、是非一度召し上がってみてください」とおすすめされた「ドライフルーツの羊羹」。ドライフルーツも羊羹も大好きだけれど、そのふたつが組み合わさるとどんな風になるのだろう、というのがご紹介いただいた時の印象でした。正直、これまでに出逢ったことのない異色の組み合わせで味の想像もつかない。しかしながら、あの方がおすすめされるものだからきっと美味しいに違いないという期待。
「ドライフルーツの羊羹」を初めて口にした時の驚きと感動は、とにかく衝撃的でした。いわゆる小豆餡からイメージする和の味わいを想像していたところに、一口目から口いっぱいに広がるラム酒の芳醇な香り。それは、和菓子というカテゴリーの域を完全に越えています。そして、本当に美味! 北海道産小豆100%の上質な餡と沖縄県西表産の黒糖とラム酒で炊き上げた、香り高くあっさりした甘さの羊羹は、艶やかで舌触りもとても滑らか。そこに、ドライフルーツの苺と無花果(いちじく)、胡桃(くるみ)がまるごと入るという贅沢さ。素材は、見た目だけではなく食感も考慮し、実が大きく柔らかいものを厳選するなど、随所に創り手のこだわりが感じられます。
「ドライフルーツの羊羹」は、元々“パンにあう和菓子”というコンセプトで考案されたものだそうですが、実際に口にしてみると、「ああ、なるほど」と頷ける味わいです。一見奇抜な素材の寄せ集めのようにも感じられますが、考えてみると、餡×ドライフルーツ、黒砂糖×ラム酒など、それぞれがとても好相性な組み合わせ。既存の和菓子創りの枠にとらわれず、相性の良い素材を柔軟な発想で組み合わせるという、創り手の機知に富んだ、センスある逸品です。勿論、そのままお茶菓子として楽しんでも良いけれど、バゲットに上質なバターやクリームチーズを塗り、そこに羊羹をのせて食べると抜群に美味しい。バレンタインには、ちょっと美味しいワインを用意して、贅沢に「ドライフルーツの羊羹」を楽しんでみるのもおすすめです。
この「ドライフルーツの羊羹」を創られているのは、和菓子職人の稲葉 基大さんと浅野 理生さんによる創作和菓子ユニットwagashi asobi。「一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めてつくる」を理念として活動されるお二人は、東京都大田区上池台のアトリエを拠点に、首都圏を中心とした国内および海外へも活動の「和」を広げていらっしゃいます。もっと面白い和菓子の新しい可能性を探るため、色々な世界で活躍する方々との交流も交えながら、柔軟な発想で和菓子創りに取り組んでいく。時代に合わせて和菓子を変えるのではなく、和菓子で何が出来るかを考えていく。柔軟な発想の中にも和菓子職人としてのこだわりが感じられる、そんなお二人の取り組みがとても素敵で面白いなあと、強く惹かれるものを感じています。そして、wagashi asobiの和菓子はどれも本当に美しくて、それでいてどこかほっこりするような温かみがあります。是非、皆さんもそんなお二人の和菓子創りの世界観に触れてみてくださいね。今回ご紹介した「ドライフルーツの羊羹」は、大田区のアトリエの他、伊勢丹新宿店・和菓子売場でも販売されています。遠方の方などは、お取り寄せも可能ですので、是非、サイトから詳細をご覧になってみてください。
※掲載情報は 2015/02/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コーポレートコミュニケーションズ
依田早苗
社長秘書を経て、2019年より同企業にて広報を担当。約10年に渡る海外生活で養った国際感覚と社交性、持ち前の好奇心とバイタリティーが強みです。
趣味は、ワイン、ゴルフ、アルトサックス、旅行etc.。ホームパーティを開いたり、イベントを企画したり、とにかく楽しいこと、人が大好きです。
プライベートでも幅広い層の方とのお付き合いがあるため、モノを贈ったり贈られたりすることもしばしば。
そんな私の手土産・おもたせ選びのこだわりは、気を遣いすぎず、それでいてキラリとセンスが光るもの。秘書時代と現在では、贈る相手やシチュエーションも異なりますが、いつも贈る相手が笑顔になってくれるようなモノ選びを心掛けています。特に皆んなを笑顔にする魔法を持つ美味しいものには、常にアンテナを張っていたいですね。