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日本三大うどんのひとつに挙げられるうどんの魅力
今回ご紹介する商品は、長崎県の「五島手延うどん共同組合」さんの『五島手延うどん』です。
『五島うどん』といえば、日本三大うどんのひとつとして有名ですが、以前はとても丹念に仕上げることから大量生産が出来ず、「幻のうどん」と呼ばれていました。島の人々にとってはとても大切な保存食でしたので、幻の郷土料理であったことが想像できるのではないでしょうか。
『五島うどん』は、一般のうどんより細い形状ですが、小麦粉と水、海塩を混ぜ合わせ練り上げ、足踏みで生地を伸ばすためコシが強く、切れにくい仕上がりになっています。これは、製造方法を伝承してきた匠のなせる業のひとつでもあり、さらに島の特産である食用椿油がうどんの旨味を引き出しています。
様々な食べ方で楽しめるのも魅力のひとつ
『五島うどん』といえば、バリエーション豊富な食し方もひとつの魅力です。その中でも特におススメな食べ方として、「地獄炊き」があります。
「地獄炊き」は五島の家庭料理で鍋を囲みながらいただく豪快な郷土料理です。
お湯を沸かした大鍋にうどんを入れ、7分ほど茹でるだけのシンプルさも魅力ですが、つけ汁を好みで味わえる楽しさもあります。特に「あごだし麺つゆ」でいただくことがおすすめです。またお好みで、ねぎ、しょうが、かつお節などの薬味を入れたり、卵と醤油、卵とあごだしなど自分の好きな組み合わせを探してみてはいかがでしょうか。
また「五島手延うどん共同組合」さんのサイトには、干ししいたけのスープパスタ風、ひじきとベーコンとブロッコリーのパスタ、肉野菜味噌のジャージャー麺、かまたまたぬき、鶏つくねと白菜の柚子風味あんかけうどんなどのおすすめレシピ(https://www.goto-udon.jp/recipe/)も紹介されています。
この『五島手延うどん』は、贈り物としても重宝する一品で、特にギフトセットなどは長崎のあごだしスープとのセットがおススメです。
うどんはとても身近で愛される食品ですが、『五島うどん』のように手間暇をかけて作られた麺は、食を大切にしてきた人たちの思いが受け継がれて証だと思います。
※掲載情報は 2018/11/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
唎酒師、ソムリエ、ラジオパーソナリティ
岩室茂樹
1974年東京生まれ。北九州市立大学大学院卒、MBA(経営学修士)。
ホテル旅館の経営にも携わり、全国47都道府県を練り歩く。
唎酒師とソムリエの資格を持ち、ラジオパーソナリティとして地域の魅力は発信。
あらゆる縁に感謝をし、生かされていることへの感謝をどのようにして伝えていくかを考える。