フェリス女学院大学の学生が商品開発に関わった和菓子「浜恋路(はまこひたび)」

フェリス女学院大学の学生が商品開発に関わった和菓子「浜恋路(はまこひたび)」

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百人一首の歌をコンセプトにした和菓子

フェリス女学院大学の学生が商品開発に関わった和菓子「浜恋路(はまこひたび)」

フェリス女学院大学を卒業したのは、はるか昔のことです。学園もキャンパスが山手から緑陰に変わり、なかなか大学に行くことも関わることも少なくなりました。でも、母校の学生が活躍する姿はうれしい限りです。数年前に大学で講義をしたことから、副学長の谷知子先生とお会いすることが増え、先日卒業生としては、とってもうれしいニュースを聞きました。
フェリスは2020年に150周年を迎えます、これを記念とした実践的に学ぶ授業としての「プロジェクト演習」の一環として、文学部と国際交流学部の学生15人が今年の4月から、株式会社香炉庵 元町にある老舗の和菓子屋さんと協定を結んで「若者に売れる和菓子」をテーマに商品開発をてがけてきました。
テーマとなる和歌を選び、商品のネーミング、パッケージ企画そして販売促進を行い、和菓子「浜恋路(はまこひたび)」が2018年9月22日に発売されました。
今回の「浜恋路(はまこひたび)」のモチーフとなった和歌は、百人一首の「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」(崇徳院)と「あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな」(和泉式部)の二首です。どちらも「逢いたい」という恋の歌です。味は2種類あり、珈琲味(崇徳院)をかるたの取り札に、金柑味(和泉式部)を読み札に見立てています。これは香炉庵の「花元町」をベースとした一口サイズの最中ですが、それぞれの和歌のイメージで、最中の皮を2色の異なる色で金柑味は赤と黄、珈琲味は茶と緑となっている、なんとも愛らしい和菓子です。
若い方にも百人一首は人気ですよね。私達ももう一度百人一首にも触れられる素敵な機会です。

フェリス女学院大学の学生が商品開発に関わった和菓子「浜恋路(はまこひたび)」

横浜そごうで早速買って試食しました、なんとも言えない甘みを含みながら、恋の歌を思いながらいただくのもとっても感慨深いものですね。

フェリス女学院大学の学生が商品開発に関わった和菓子「浜恋路(はまこひたび)」

※掲載情報は 2018/11/01 時点のものとなります。

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キュレーター情報

山田玲子

料理家 salon de R主宰

山田玲子

1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房

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