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雲仙観光ホテル
ミニ・ゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキ
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1935年(昭和10年)10月10日開業の『雲仙観光ホテル』は伝統のクラシックホテルだ。長崎県雲仙は1934年に日本初の国立公園に指定された地であり、古くから外国人避暑地として親しまれてきたエリア。
良質な温泉にも恵まれた場所に洋風のホテルをと建設された歴史を持つ。皇室も利用する格式あるホテルであり、かような歴史を鑑み『雲仙観光ホテル』は貴重な国民的財産であるとされ、2003年1月には国の登録有形文化財に登録された。
山小屋の雰囲気がある洋館といった瀟洒なホテルには、ゲストもスタッフも一流の人々が集う。そんなホテルで人気のテイクアウトグルメが「ゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキ(Gorgonzola baked cheesecake)」だ。チーズケーキといえばホテルケーキの定番であるが、ゴルゴンゾーラチーズを使うケーキは聞いたことがなかった。
ゴルゴンゾーラチーズの熟成感は特有の味わいと香りが伴う。デンマーク産クリームチーズのコクもあいまって濃厚な味わいが楽しめるケーキだ。独特の塩気、ドライフルーツも大人の味わいに彩りを与えている。
ところで2017年11月に“日本クラシックホテルの会”が発足した。日本を代表する9つのクラシックホテルが連携し、歴史と伝統を守り続けることがテーマだ。『雲仙観光ホテル』も加盟ホテルである。会ではパスポートを発行、加盟するクラシックホテルの利用実績に応じて食事券や宿泊券がプレゼントされる。クラシックホテルを体験する際には是非利用したいパスポート。クラシックホテルには長年受け継がれた伝統のグルメがある。ホテルへ出向いた際には是非体験したいメニューばかりだ。
一方で、テイクアウトグルメにみるクラシックホテルの先取性は、歴史や伝統を尊重しつつ進化続けるホテルの矜持ともいえる。
※掲載情報は 2018/07/16 時点のものとなります。
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。