食パンを外はカリカリ、中はふんわりに変える魔法のお茶「麦の雫」と「麦の奏」

食パンを外はカリカリ、中はふんわりに変える魔法のお茶「麦の雫」と「麦の奏」

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私が普段携わっている塩というものは、おかず、主食、お菓子、美容など、さまざまなものと深い関係にあります。そのせいか、塩の繋ぐ御縁がとても幅広く、先日も、素敵な人と出会いました。その方が、パンに魅了され、パンの世界を追求するうちに、その原料である小麦の世界にまで深く踏み込んでしまった、パンソムリエの榎友寿さんです。

食パンを外はカリカリ、中はふんわりに変える魔法のお茶「麦の雫」と「麦の奏」

「ハルユタカ」や「春よ恋」などのパン用小麦が開発されて以来、人気の高まりを見せつつある国産小麦ですが、日本に流通するパン用の小麦のほとんどは輸入品で、国産のものはほんのわずかしかありません。日本の気象条件が小麦栽培には向かないこと、病気などにかかる栽培リスクが高いこと、まだまだ輸入小麦との価格差が大きいことなどから、国産小麦の生産はなかなか拡大していかないのが現状とのこと。
「このままでは国産のパン用小麦がなくなってしまうかもしれない」と危機感を抱いた榎さんは、「国産のパン用小麦の需要を高めて、普及・理解に努めたい」と強く願うようになりました。その想いが結実したのが、今回ご紹介する麦茶「麦の雫」「麦の奏」です。これ、麦茶は麦茶でも、大麦を使った一般的な「麦茶」ではなく、小麦を使った「小麦茶」なのです。

食パンを外はカリカリ、中はふんわりに変える魔法のお茶「麦の雫」と「麦の奏」

「国産小麦でお茶を作ろう!」と思い立ってはみたものの、日本初の試みで、誰もやったことがありません。当初は、どこか製造を請け負ってくれるところにお願いしようと考え、日本全国の製茶メーカーさんを当たってみたそうです。しかし製造ロットやアレルギー表示の問題などさまざまな障壁が立ちはだかり、どこも請け負ってくれるところが見つかりませんでした。しかしそこで諦めないのが、強い信念を持った榎さんのすごいところ。「だったら自分で作るしかない!」と、自分で焙煎機や梱包機材などを購入し、製造から販売まで手掛けることにしたのです。

 

構想から2年の歳月をかけて、その想いに賛同してくれる小麦農家さんと連携しながら、ブレンドや焙煎をいくつもいくつも試し、今年ついに商品が完成しました。

食パンを外はカリカリ、中はふんわりに変える魔法のお茶「麦の雫」と「麦の奏」

「麦の雫」は、神奈川県産の湘南小麦をベースにいくつかの国産小麦をブレンドし、中煎りしたベーシックなタイプ。芳ばしい香りと甘い余韻が特徴的で、えぐみがなく非常にまろやか。自然な甘さに顔がほころびます。

 

「麦の雫」の優しい味わいもとても好きなのですが、私が特にお勧めしたいのは、姉妹品の「麦の奏」。なんと、「ラテ」専用の小麦茶なのです。熊本県産の小麦をベースにブレンドし、牛乳と合わせた時に最も美味しくなるように深煎りしてあるため、芳ばしい香りとともに清々しく爽やかな苦味を感じることができます。

 

名前の由来がとても素敵なのもおすすめポイントの1つ。小麦は収穫時になると、静まり返った朝の畑の中で、ほんの小さな「パチッ」という音とともに殻が弾けて、それが幾重にも重なり、「パチパチッ」と幻想的な音楽を奏でるそうです。そのエピソードを小麦農家さんから聞いた榎さんが、「自分の活動も、全体の中ではとても小さなものだけれども、いつかこの麦のように幾重にも重なる音を奏でられたら」という願いも込めて名付けたそうです。

食パンを外はカリカリ、中はふんわりに変える魔法のお茶「麦の雫」と「麦の奏」

この「麦の雫」「麦の奏」の面白いところは、お茶として飲むだけはないということ。実は、スプレー状にした小麦茶を吹きかけてからトーストすると、外はカリカリで中はふんわりとした焼きたての状態が再現できるのです。さらに、パンの小麦とお茶の小麦の同化作用により、香ばしさもしっかりと感じることができるようになります。私は普通に量販店で売っている8枚切りの食パンで試してみましたが、本当に中はふわふわ、外側はカリカリに焼き上がり、そして食欲をそそる芳ばしい香りも楽しむことができました。そしてもちろん、パンを食べながら「麦の奏」を楽しむと、小麦の自然な甘い香りと味わいも相まって、まさに「口福」を味わうことができます。

 

6月に先行試験販売をした東急ハンズのイベント「パン博」では、限定350個だった「麦の雫」「麦の奏」がともに完売したそう。そして現在、本格販売にむけてクラウドファンディングを実施しているとのことですので、入手したい方は、ぜひ応援してください。
GREEN FUNDING by T-SITE https://greenfunding.jp/lab/projects/2300

※掲載情報は 2018/06/28 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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