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今回ご紹介するのは、日本橋小舟町にある炭火お料理とおばんざいのお店『恭悦(きょうえつ)』さんの「特製 和風すっぽんカレー」です。
最初に「すっぽんカレー」と聞いた時に「すっぽんのカレー!?斬新!食べてみたい!」と瞬時に興味をかき立てられて実際にお店に伺ってみたのが、私の「すっぽんカレー」
との出会いでした。
『恭悦』さんのご主人曰く「すっぽんのエキスやスープが入ったレトルトカレーは他でも売られていますが、すっぽんの精肉が入ったカレーはおそらく国内でうちが唯一です。精肉を入れるのがとても大変だったんですよ。だから他店が精肉入りのカレーを作らないんだと思います。うちは精肉を入れることにこだわりました。その分、作る側としてはコスパがよくないんですが……」。
「すっぽんは最後の高級食材だと思っています。皆さんが興味を持っているけどなかなか食べる機会がない高級食材をもっと気軽に楽しんで欲しいんです」。
また、「『健康に気遣って欲しい』と言っている以上は安全な食材にこだわらないといけないと思い、スッポンは長崎県産、その他の具材(野菜・きのこ・こんにゃく)も国産の物を使用しています。和食屋のカレーなので出汁をたっぷりと使って、小さいお子さんから高齢の方まで幅広く楽しんで頂けるように食べ易い味に仕上げました」とのこと。
すっぽんの肉を見つけました!
想像していたよりもすっぽん独特の味や香りが少なく、時々すっぽんの身の食感を感じられる、食べ易くて美味しいカレーです。精肉が1パックにつき20g入っていますが、この分量も多すぎず少なすぎず丁度良い感じです。カレーとしては意外にもカロリー控えめの1人分124kcalというのも嬉しい驚きでした。
3箱セットはお洒落な風呂敷に包まれているので贈答にも利用できます。
すっぽん好きの方にはもちろん、いつもとは一味違うカレーを家で気軽に食べたい時、大切な方への贈り物に、スタミナをつけて欲しい病中病後のお見舞いに、受験・勝負事の前の陣中見舞いに……一度喰いついたら中々離れない、しぶといすっぽんは願掛けや験担ぎなどにもおすすめの逸品です。
最後の高級食材すっぽんを気軽に楽しんで!
古くは縄文時代の遺跡や人骨の近くからすっぽんの化石が見つかっていて、「占いに使われていたのでは?」という説もありますが、おそらく占いのみではなく食料としても用いられていたのではないかとされています。
また日本のかつての名だたる文豪(川端康成・志賀直哉・池波正太郎・松本清張)らも季節になるとすっぽんの鍋を好んで食べたそうです。今ほど詳細な栄養価や効果が分からなかった時代ですが、本能として無意識に体が欲しがる食材だったのかもしれません。
『恭悦』さんでは「すっぽんをメジャーな食材にしてもっと広めたい!」ということで「すっぽんコース」(要予約)はもちろん、「すっぽんの出汁巻き」「すっぽんの唐揚げ」など他ではあまり味わえないユニークなメニューも並んでいます。一度お店にも足を運んですっぽん料理を気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2018/06/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家
売間良子
外資系企業の役員秘書として従事。結婚後、インターナショナルスクールに通う5人の子供たちの子育てが落ち着いたのを機に、麻布で料理教室「グルメ クッキング ファクトリー」をスタート。家庭で簡単にレストランの味を目指す「おもてなし料理」と「健康&美肌クッキング」教室が好評。又、インターナショナルな環境で経験してきた外国人のホームパーティ、おもてなし術も伝授。料理教室での試食はワインとお奨めチーズと共に。友人宅のようにリラックスして楽しんで頂くことが心情。
(取得資格)
全国料理教会認定准教師資格
全国料理技術検定・上級
NPO日本食育インストラクター
ラフォンテ・イタリア料理研究家養成コース修了
Wiltonコース修了
CEYJapanケーキポップス・ディプロマ取得
食品衛生責任者