木片の幾何学模様が織りなす食卓の華『大川組子』

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木片の幾何学模様が織りなす食卓の華『大川組子』

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伝統と技術が受け継がれた芸術

今回は、福岡県大川市で受け継がれる木工家具の技法「大川組子」の紹介をいたします。
組子とは、釘を使わずに木を組み付ける技術のことで、古く鎌倉時代から職人が受け継ぐ日本の「伝統技術」の一つです。組子技術は主に障子や欄間にみることができ、繊細な幾何学模様は美術品としても高く評価されています。
その組子の中でも建具生産高日本一を誇る大川の組子は、未来に残したい技術として福岡県の特産工芸品にも指定されています。また、日々新たな研究がなされ、障子や欄間だけでなく、「組子皿」や「コースター」など日常生活にも使いやすい商品の開発もされています。

 

木片の幾何学模様が織りなす食卓の華『大川組子』

今回お世話になった「仁田原建具製作所」さんは、単に木工家具としての組子を扱うのではなく、使う人の気持ちに立って組子の製作をされています。
組子の製作は技術と経験だけではなく、繊細さも備えなければなりません。そのため、単に組み立てていくだけでは強度もなくなります。そのため、縦と横の組み合わせも、上下を入れ替えるなど複雑な細工が施されて、それにより、素材である木の色の変化を楽しむことが出来るようになっています。
この組子コースターは、「仁田原建具製作所」さんで購入できる他、大川観光情報センターの「大川TERRAZZA(テラッツァ)」でも販売しています。

木片の幾何学模様が織りなす食卓の華『大川組子』

左上が八重桜、右上が胡麻柄、下が花組子
その他、組子の柄は麻の葉・八重麻・八重桜亀甲・変わり麻などがありますので、好みの柄を探してみてください。

組子製作を体験できる楽しさ

さらに『仁田原建具製作所』さんが提供する商品として、「組子体験キット」があります。これは、四角形と六角形の組子を自分で作ることが出来るようになっています。器用な方であれば20分ほどで組み立てられるため、大人も子供も楽しめると思います。
また、この組立キットはお土産品としても人気があり、思い出の品としても大事にされているようです。

木片の幾何学模様が織りなす食卓の華『大川組子』

食というと、実際に口にするものが主役になってしまいがちですが、実はその食材を生かすためには、その周りにあるものがとても重要になってくるのではないでしょうか。
今回ご紹介した「大川組子」はまさに食材を生かすだけでなく、食卓を囲む人たちの気持ちをも和らげてくれる最高の一品であると思います。
日本人の生んだ技術が海を渡り世界で愛されることが、先人たちの熱い想いなのかもしれません。

※掲載情報は 2018/06/08 時点のものとなります。

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キュレーター情報

岩室茂樹

僧侶、ソムリエ、唎酒師、MBA

岩室茂樹

1974年東京生まれ。北九州市立大学大学院卒。
ホテル旅館の経営にも携わり、全国47都道府県を練り歩いた。その後、京都にて2年間の修行を行い僧侶になる。
唎酒師とソムリエの資格を持ち、僧侶として生活を送りつつ、経営学を学び、地域における寺の在り方を模索中。
あらゆる縁に感謝をし、生かされていることへの感謝をどのようにして伝えていくかを考える。

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