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輪島発「柚子」のキャトルキャール
これは、これはくせになる。甘酸っぱい旨さのキャトルキャール。卵、小麦粉、バター、砂糖を四分の一ずつ配合したフランス伝統菓子だ。誰からも愛される懐かしい生地に、なんと柚子を練りこんだ。すりおろした皮と絞り汁を混ぜ込んで焼き上げた。表面は粉糖と柚子の絞り汁がコーティングされていて、つややかだ。
今、柚子はブーム。かつては、苦手な人もいる果実だったが、今は独特の香ばしさに虜になる人も多い。
石川県輪島市初のフレンチレストラン「ラトリエ ド ノト」。輪島塗の製造販売元(塗師屋という)の古民家をリノベーションした。フランスの星付きレストラン数軒で学んだ池端隼也氏が地元に戻りオープンし、連日の賑わいだ。
元来輪島には、柚餅子(ゆべし)という柚子を丸ごと使う菓子がある。柚子を食材として使うことには習熟している地域なのだ。キャトルキャールと輪島産の柚子とのマリアージュ。フランスと北陸の伝統が重なり合い、フレンチシェフの技も駆使され、上質な逸品に仕上がった。食べ終わった後、口の中に柚子の香りが心地よい。
まもなくネット販売も開始。楽しみだ。
※掲載情報は 2015/01/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
小説家・テレビプロデューサー
今井彰
小説家です。
新刊小説「光の人」(文藝春秋)を出版しました。1000人の孤児を救った青年の話で、何度も涙すると、反響をいただいております。是非読んでいただき、感想をお聞かせください。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908977
「光の人」(文藝春秋)
他には「赤い追跡者」(新潮社)「ガラスの巨塔」(幻冬舎)を出しています。
昔はNHKのエグゼグティブプロデューサーで、プロジェクトX~挑戦者たち~を196本作りました。今でも伝説の番組として大事にしてもらい、ありがたい思いです。
食に関する番組は数多く作ってきましたので、ユニークかつ美味なものをお伝えできると思います。また石川県輪島市の観光大使をつとめ、奥能登の新鮮な食材に出会った経験も役に立つかもしれません、
それ以外には、大学の教授、ラジオのパーソナリティ、鎌倉シャツTexTeqの専属モデルなどもしてきました。色んな仕事をしてきましたが、いつもベストのものを創作し、発信してきました。ippinでも皆さまと一緒に楽しみたいと思います。