母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

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華やかな香りに飲んだ後に甘みとスッキリ感がここちよく、飲みながら深呼吸したくなるお酒

 

新潟県の長岡市といえば、夏の花火と冬の雪。

 

雪は春になると、ミネラルを沢山含んだ水として田んぼに流れ込み、

 

美味しいお米ができる要素になっている。

 

そして雪降る気温や湿度も酒の仕込み時期の重要な要素。

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

機械化の進む日本酒作りの中で、伝統的な酒造りに取り組む酒蔵、長谷川酒造。

 

天保13年からの176年の歴史を刻む酒蔵だ。
2004年の中越地震では酒蔵が壊れる被害があったが、

 

再建して現在も酒を作り続けている。

 

手作業での仕込み風景。

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

吐く息が白くなるほどの気温の中での作業。

 

生産量が少ない貴重なお酒の仕込み。

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

重労働だ。

 

酒蔵の仕事は男性のイメージ強いが、長谷川酒造は女性が活躍する会社。

 

専務の長谷川葉子さん。

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

中越地震の時に酒蔵も壊れ、辞めようと考えていたときに、

 

三女の幸子さんが「私がやる!」とニューヨークからメールを送って来た。

 

貿易の仕事をしていた幸子さんは、日本に帰り、長谷川酒造のお酒の輸出販路を整えていた。

 

そこに姉妹も実家に戻ってきて酒蔵再建に取り組んでいた矢先、幸子さんが急死してしまう。

 

親子で繋いだ酒の未来を築きながら。。。

 

幸子さんが海外販路にかけた酒が「雪紅梅」

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

華やかな香りに飲んだ後に甘みとスッキリ感がここちいい。

 

飲みながら深呼吸したくなるお酒。

 

長岡野菜の十全ナスの漬け物と合わせてもおいしい。

 

あま塩っぱい棒鱈の煮物に合わせたら、食べたあと口をさわやかに変えてくれそうだ。

 

花の様なアロマに深みのある旨味。

 


華やかさの中に、作り人の思いが交錯する。

 

「雪紅梅」の未来は幸子さんの夢。

 

ドバイに輸出する道を拓いて幸子さんは旅立った。

 

長岡の酒がドバイのファンを増やしてくれるだろう。

 

親子、姉妹が繋ぐ夢の酒。

 


今宵、一献傾けてはいかがだろう?

 

母と娘が繋ぐ雪国の酒「越後雪紅梅」

左から葉子さんと、次女の聡子さん

※掲載情報は 2018/04/25 時点のものとなります。

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キュレーター情報

大桃美代子

タレント・新潟食料農業大学客員教授

大桃美代子

地域活性イベントも各地で行ってきたタレントとして、ニュースをはじめ、料理、クイズ、バラエティ、情報番組と、幅広い分野で活躍。 韓流にはまり、韓国に語学留学をするほど韓国好き。訪問回数も非常に多く、映画・ドラマ・文化・観光名所だけでなくグルメからパワースポットまで幅広い韓国情報通。 「阪神・淡路大震災」は大阪滞在中に、「中越地震」を新潟県魚沼市の実家に帰省中に被災し、災害と復興について考えるきっかけに。風化させないことをテーマに情報発信や、復興の為の地域活性化にも携わる。雑穀エキスパート、ジュニア・野菜ソムリエ、おさかなマイスター・アドバイザーの資格を取得するなど食育や農業に関心が高く、地元の新潟にて古代米作りもする。『桃米』として販売中。 地域活性化に取り組む団体を支援するため全国地方新聞と共同通信が設けた『地域再生大賞』選考委員を務め、各地の取組みを視察。様々な地域での取組みを紹介する講演が好評を得ている。そのほか『リアル桃太郎電鉄』、『熊本ワイチャ会議』…など、地域活性イベントも各地で行ってきた。

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