食べることは生きること。アイヌの大切な儀式のお菓子

食べることは生きること。アイヌの大切な儀式のお菓子

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アイヌ文化を思い出すお菓子という装置

新千歳空から電車で1時間の場所にある「白老」、アイヌ集落のあった場所。

アイヌ文化を伝える「ウポポイ 民族共生象徴空間」が2020年にオープンして話題になりました。

「アイヌ」とは人間のこと。そして「カムイ」とは神。

カムイは全てに宿り、人間を支えてくれるというのがアイヌの考え方。

 

大切な儀式に「イヨマンテ」というのがある。

山の神である「熊」を魂の国に贈る儀式。

生活に大切な熊(山の恵であり、貴重なタンパク質)を殺して、食べてしまうのだ。

その時の熊は

食べることは生きること。アイヌの大切な儀式のお菓子

綺麗に飾られ、供物を捧げられ、黄泉の国に行く準備をする。

お供えは、お土産として持って帰り、カムイの国で7倍のお土産に変わるという。

熊は神の化身であり、帰った後は神に戻り、人間界で楽しかったことを他の神「カムイたち」に報告するらしい。

楽しかったこと、お土産の量はカムイを喜ばせ、また人間に与えるために戻って、恵をもたらす。

命の連鎖、見えない世界への想像。

畏敬の念がある。

熊送りの儀式が「イヨマンテ」。

そのイヨマンテに出会ったのが、ウポポイの隣にある「界 ポロト」。

三角屋根の湯浴み所は、アイヌが狩をするときに作る小屋、「ケトゥン構造」をモチーフにしてデザインされたそう。

 

 

食べることは生きること。アイヌの大切な儀式のお菓子

アイヌ作家のアート作品が館内にあり、文化を纏うような空気感があります。

お部屋にも、地元作家のアート作品。

 

そして部屋のお茶菓子に置かれていたのが「イヨマンテ」でした。

食べることは生きること。アイヌの大切な儀式のお菓子

風味たっぷりのバタークッキーに北海道ならではの「ハスカップ」の実が入ったクリームサンド。

クリームの中のハスカップがゴロゴロとして、酸味が甘みを引き立てている。

柔らかいクリームが口に溶けて、おいしい〜。

ラベンダー色のクリームはクッキーを程よくしっとりさせ、ポロト湖を見下ろしながらいただく「イヨマンテ」に山の恵を思う時間がおとづれます。

冷やしてクリームをしっかりさせても美味しい。

 

このクッキーにもクリームにも、ハスカップにも全て「カムイ」が宿り口からの感動と命を与えてくれる。

 

ハスカップの酸味が噛むごとに広がり、食べ物への感謝を感じるのです。

北海道という土地のエネルギーが、スイーツを通して入ってきている感じです。

一口一口を丁寧に味わう。

イヨマンテの言葉に込められた思い。

カムイ(神)に思いを寄せるお菓子「イヨマンテ」

食べることは生きること。アイヌの大切な儀式のお菓子

パッケージはアイヌ模様の入った「界 ポロト」のオリジナル。

アイヌ文化を背負うスイーツ。

カムイの国ではお土産は7倍になり、よろこびになるそうです。

北海道白老に行かれた時には、お土産にぜひ!

※掲載情報は 2022/12/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

大桃美代子

タレント・新潟食料農業大学客員教授

大桃美代子

地域活性イベントも各地で行ってきたタレントとして、ニュースをはじめ、料理、クイズ、バラエティ、情報番組と、幅広い分野で活躍。 韓流にはまり、韓国に語学留学をするほど韓国好き。訪問回数も非常に多く、映画・ドラマ・文化・観光名所だけでなくグルメからパワースポットまで幅広い韓国情報通。 「阪神・淡路大震災」は大阪滞在中に、「中越地震」を新潟県魚沼市の実家に帰省中に被災し、災害と復興について考えるきっかけに。風化させないことをテーマに情報発信や、復興の為の地域活性化にも携わる。雑穀エキスパート、ジュニア・野菜ソムリエ、おさかなマイスター・アドバイザーの資格を取得するなど食育や農業に関心が高く、地元の新潟にて古代米作りもする。『桃米』として販売中。 地域活性化に取り組む団体を支援するため全国地方新聞と共同通信が設けた『地域再生大賞』選考委員を務め、各地の取組みを視察。様々な地域での取組みを紹介する講演が好評を得ている。そのほか『リアル桃太郎電鉄』、『熊本ワイチャ会議』…など、地域活性イベントも各地で行ってきた。

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