肉の美味しい状態を熟知した岐阜市の横山精肉店「ボーノポーク生姜焼弁当」

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肉の状態を熟知して調理していることが焼き具合からも感じられる

母が入院して1年になります。首から下が動かなかったのですが、看護士の手厚い介護や理学療法士のリハビリなどで徐々に動き始め、今では自力で食べることができるようにまでなりました。こうなると元々食べることが大好きな母はわがままを言い始めます。
病院食では満足できず、時折、母のリクエストを聞き、僕が買って持っていくようになりました。寿司、ウナギ、ここにも登場したフルーツサンドなど健康な時より贅沢なんじゃないかと思うことも多々あります。そのおかげと思いたいですが、今では自立歩行までできるようになりました。
すると今度は肉を要求するようになりました。昔から母が利用している大垣市の肉屋のヒレカツがお気に入りでしたが、最近、「生姜焼きが食べたいなぁ」と言い始めたのです。ったく……失礼。その店にはないのです。
そこで入院している岐阜市の繁華街にある『横山精肉店』に出向きました。ここが生姜焼き弁当を出していて以前から気になっていたのです。これが大当たり。1964年創業の歴史がある精肉店で、肉の状態を熟知して調理していることが焼き具合からも感じられます。うま味がつまった生姜焼きがご飯の上にぎっしり並べられています。
数量限定の弁当なので電話で確認してから行った方が確実だと思います。春になると母は退院して自宅介護になります。「あの生姜焼き弁当を食べたい」と言いださないか心配です。自宅から『横山精肉店』まではちょっと遠いんですよね。

肉の美味しい状態を熟知した岐阜市の横山精肉店「ボーノポーク生姜焼弁当」

※掲載情報は 2018/03/06 時点のものとなります。

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キュレーター情報

イシコ(石原英一)

旅行作家・エッセイスト

イシコ(石原英一)

1968年岐阜県生まれ。静岡大学理学部数学科卒業後、大道芸を使った子供ショーをしながら全国を行脚する生活を10年程続ける。2003年(有)ホワイトマンプロジェクト設立。5年間限定で国内外問わず50名近いメンバーが顔を白塗りにすることでさまざまなボーダーを取り払い、ショーや写真を使った表現活動や環境教育を行う。一方、女性ファッション誌編集長、WEBマガジン編集長を経て、「MONOマガジン」や「散歩の達人」などに連載を持つようになり、エッセイストとしての活動を始める。2008年から2009年まで「SKYWARD」、「SANKEI EXPRESS」、「nakata.net」など新聞、雑誌、WEBに「旅」や「食」をテーマにした連載やブログを持ちながら世界一周。
帰国後、岐阜県安八町に移住し、ヤギと暮らしながら、「旅」と「散歩」をテーマにWEB、書籍、テレビ、講演、商品プロデュースなどを通して表現している。著書に「世界一周ひとりメシ」(幻冬舎文庫)、「世界一周ひとりメシ in JAPAN」(幻冬舎文庫)、「世界一周飲み歩き」(朝日文庫)がある。

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