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和風マトリョーシカ最中で七転び八起き
箱を開けると、色鮮やかな赤がパッと目に飛び込んでくる「加賀八幡 起上もなか」。和風マトリョーシカのようにも見え、思わず写真におさめたくなるパッケージです。石川県金沢市の伝統工芸、張り子の「加賀八幡起き上がり」という人形、「おきあがりこぼし」をモチーフに作られた和菓子です。「加賀八幡起き上がり」は、石川県観光PRマスコットキャラクターの「ひゃくまんさん」のモデルにもなっているので、ご存じの方もいらっしゃるのではないかと思います。
おくるみを身にまとった愛らしい赤ちゃんのような形。包み紙の中からは、これまた可愛らしいおちょぼ口のお顔が登場。じっと見ていると、食べるのをだんだん躊躇してしまうほど(笑)。パリッと焼きあがった薄い最中の中に、北海道産の小豆を使った上品な甘さの小倉餡がぎっしり詰まっていて、ついもうひとつ手が伸びてしまいます。
私自身は、年末年始のご挨拶としていただいたお菓子でしたが、最近、ちょっとした挫折に直面した友人がおり、このお菓子を手渡しました。思いが伝わったかどうかわかりませんが、何度も立ち上がる「おきあがりこぼし」のように、気持ちを切り替えて前に進めるよう願っています。
これからの季節、新しい門出を迎える方も多いでしょう。そんなときに贈ってみてはいかがでしょうか? 七転び八起きの縁起ものとして、出産祝いや家運繁栄や厄除けとして贈る方もいらっしゃるようです。和菓子処の金沢のお土産としてはもちろん、外国人の方にも喜ばれそうですね。
※掲載情報は 2018/02/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ご当地グルメ研究家/リサーチャー/日本外食リサーチ&PR協会
椿
日本全国の美味しいモノを世の中に残すために日々奮闘中。「その地域で長く愛されているローカルフード」を探し、そこに如何に根付いているのかを研究。
テレビ番組、WEB、雑誌、イベントで、地域の食や最新グルメ情報のリサーチ・取材・寄稿・レシピ提供・情報発信などを行っている。
2013年より気仙沼の海の中に純米酒を沈めて熟成させる「海中貯蔵プロジェクト」を行う。