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硬い麺、そして醤油&味噌ベースつゆが付属している
全国には様々なご当地うどんがあります。讃岐うどんのようなコシ重視タイプ、伊勢うどんや博多うどんのような柔らかタイプ、稲庭うどんのような手延べタイプなど、各地にそれぞれの特徴があり、それぞれ美味しいですよね。そんなご当地うどんですが、一番硬い麺というとどこのものかご存じでしょうか?
武蔵野うどんも硬いのですが、実は山梨県富士吉田市の「吉田のうどん」が筆頭。最近では、やや柔らかめのうどんを出す店舗も少しずつ増えているようですが、王道タイプは太くて硬いのです。どのくらい硬いかというと、噛みしめて食べ続けるとアゴが痛くなるほど。讃岐うどんなどでは「うどんは噛まずにのど越しを楽しめ」という人がいますが、それを吉田のうどんでやったら大変なことになります。噛みましょう(笑)。
半生麺ゆえの日持ちの良さ&うどん本来の美味しさがいい
今回ご紹介させていただくのは『横内製麺』の「富士の里 吉田のうどん」です。『横内製麺』は北杜市長坂町にある製麺屋さん。ほうとう、うどん、そば、中華麺などを製造販売なさっています。
生うどんタイプもありますが、今回のは半生タイプなので2ヵ月以上日持ちするので便利です。パッケージのうどんの説明文には「コシが特徴」と書かれていますが、僕的には硬さが特徴な気がします。しっかりとした食感で質実剛健な印象です。そして吉田のうどんのもうひとつの特徴が、和風だしの効いたつゆに、醤油、味噌の両方を使用する点。といっても醤油ベースにうっすらと味噌テイストが合わさる感じです。この商品はつゆの素が付属しているので、まさに本物の味わいが楽しめるというわけ。かけうどんでも美味しいのですが、もし可能なら、本場よろしくキャベツを添えたり、“すりだね”と呼ばれる辛味調味料を合わせたりするとさらに美味です。
お電話で注文が可能です!
有限会社 横内製麺
住所: 〒408-0021 山梨県北杜市長坂町長坂上条2076番地
TEL: 0551-32-2154
※掲載情報は 2018/02/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。