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口の中で溶け合って、やがて完成していく不思議な感覚のショコラ
ボンボンショコラも好きだけど、ケーキも好き。どっちかなんて、選べない!まるで悩める女心を読み取ったようなそんな特別なショコラに出逢ってしまいました。
「ガトー」と名付けられた帝国ホテルのボンボンショコラ。まず目に飛び込んでくるのは、美しい滴型をした宝石のような艶。イチゴのショートケーキをイメージした「フレーズ」、栗の風味を生かした味わい深いモンブランのような「マロン」、ブルーベリーパイの香りと風味が楽しめる「ミルティーユ」と3種類あり、まるでそれぞれの種類のケーキを食べているような不思議な感覚を楽しめるショコラです。
お気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、ショコラボックスは、ホテルショップ「ガルガンチュワ」のケーキやスイーツを持ち帰る際のパッケージデザイン。
そう、ケーキのようだから、「ガトー」なんです。
ショコラティエの技術は美しい光沢をまとったショコラの表面から醸し出されています。ショコラの艶出しは基本的な工程ですが、丁寧かつ正確なテンパリング技術、そしてショコラの原材料にあわせて微妙な調整を行う経験値こそがなせる業です。このショコラを食べた時、様々に施された工夫に思いをめぐらせながらも、一番驚いたのが、ショコラの成形前のテンパリングの技術そのものです。
帝国ホテルのチョコレートづくりへの高いこだわりを感じさせる珠玉のショコラ。食べてしまうのがもったいないほどの美しさは、わざわざ足を伸ばしても手に入れたい価値ある逸品です。
※掲載情報は 2018/01/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーパティシエ
向井聡美
北海道出身。製菓学校在学中から、食品メーカー主催のパティシエコンテストでグランプリを受賞。現在は、フリーランスとして製菓学校の講師や企業のレシピ開発などを行っている。積極的に製菓コンクールに参加し、2013ジャパン・ケーキショー東京 プティ・ガトー部門連合会会長賞(優勝)、2011年・2012年BUKOクリームチーズコンテスト優勝、クープ・デュ・モンド2017日本予選チョコレート細工部門 銀賞(第2位)等数々のコンテスト受賞歴を持つ。