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チョコ通は知っている?まずは原料の大切さ!
「チョコレートが何よりも好き!」「チョコ中毒です」という人、結構多いですが、私もチョコレートは本当に大好きです。そんなチョコ好きの方に、今年のバレンタインは、いつもとはちょっと変わったチョコレートや、原料となるカカオの楽しみ方ができる商品をご紹介します。
以前にご紹介した『アフリカンスクエアー』さんが販売する、マダカスカルのロベール社が「Tree to bar(栽培からチョコまで)」システムで作り上げるカカオニブやカカオバター、カカオパウダーです。やはり、美味しさの秘密は、“古典的でありながら最先端”の原料と製造方法にあります。
どの商品も、カカオ豆本来が持つ素晴らしい風味、そして大地の恵みをダイレクトに
感じさせる、他にはない美味しいチョコレートやカカオです。作られ方は、無農薬で
製造方法も昔ながらのカカオ豆の天日干しから始まり、薬品などを使っていません。
そのため手間暇がかかっており、その分の美味しさがしっかりと伝わってきます。
また、もう一つ注目したいのが、ロベール社のシステムです。カカオ豆栽培からチョコレート製造まで、一貫してマダカスカルで行われるため、間に入る取引の数々や移動コストがかからない上、新鮮な製品が出来上がる、素晴らしいシステムを使っています。
これは、労働者の賃金や地元の雇用を増やし、更に環境を守るということから「レイズトレード」といって、生活を向上させるトレード、という意味です。「フェアトレード」よりも一歩先を行き、地元への還元率がかなり高い愛に溢れたシステムなのです。
カカオその物を味わう~カカオニブの楽しみ方~
カカオニブとは、カカオ豆を焙煎して砕いたもので、チョコレートの原料になります。最近は、「スーパーフード」の一つとして、豊富なポリフェノールやマグネシウムを含むことで注目されています。
ロベール社では丸ごと焙煎しており、ベリー系の酸味とバナナのようなフレーバー、ほのかな清涼感が感じられる贅沢なニブです。砕いたものと、砕かずにホールのままで袋詰めされ食べる時に殻をむいて食すものと2種類があります。
【“そのまま”いただく】
ホールまたは砕いたニブは、そのままナッツ感覚でいただいたり、ウイスキーや濃いベルギービールとの合わせて食べるのも、通な感じです。
【トッピング】
ヨーグルトやシリアル、バニラアイスにトッピングするのも良いでしょう。また、“はちみつ漬け”もおすすめです。砕いたカカオニブを蜂蜜に漬けます。それをホットミルクやアイスミルクに入れれば、お洒落なカカオミルクに。
【料理】
お料理の材料として、お肉料理やソースにトッピングしたり、お菓子作りでは、クッキーやマフィンにいれるのもアクセントとなり良いのではないでしょうか。
是非、チョコ好きの方、原料となるロベール社の上質なカカオ豆をチョコ通ならではの感覚でいただいてみてはいかがでしょうか。
また、板チョコの中にニブが入った「ダークチョコレート68%カカオニブ」もあります。カリカリッとした食感が魅力的。チョコレートの甘味とカカオ豆の苦みと旨味が一緒に楽しめます。
風味豊かなカカオ油脂~カカオバターの楽しみ方~
カカオバターとは、カカオ豆の50%前後を占める油脂です。最近では、食品としてだけでなく、体温で溶けることから美容品としても注目を集めています。
ショコラマダカスカルのカカオバターは希少な“未精製のピュアカカオバター”です。通常、カカオバター独特の匂いを消すために脱臭処理をしますが、これは、質のよい原料とカカオ産地で直接製造しているため、嫌な匂いが少なく、脱臭の必要性がなく、カカオの風味を残すことを成功させています。チーズのような濃厚な風味も特徴的で、そのままトーストにのせるだけでもカカオの贅沢な香りが楽しめます。また、お菓子作り、お料理の風味付けなどにも適しています。シチューなどにもおすすめです。
“本物のココア”を試して!~ココアパウダーの楽しみ方~
日本人にも馴染みのある、いわゆる通常のココアは、渋みや酸味を抜くためや、質感の調整のためアルカリ処理をするのですが、この過程で、カカオ独特の風味が減ったり、抗酸化作用もなくなってしまうそうです。
このココアパウダーは、発酵・乾燥・焙煎をしっかりすることにより化学処理の必要がなくマダカスカル産カカオのフルーティーで雑味の少ないスッキリとした味わいの仕上がりになります。もう一つ注目したいのが、いわゆる「シングルオリジン(産地が一つに限定されている)」という事。これは、かなり珍しく、品質からするとかなり価格もお手ごろです。
飲み方としては、お湯や温めた牛乳・豆乳でよく練って香りを十分に引き立たせ、温かい牛乳、冷たい牛乳などを加えダマにならないようにしていただきます。アルカリ処理していないので、固まり易いのでよく溶いてください。
“カカオ感”たっぷりのチョコ~クーベルチュールの楽しみ方~
チョコレートのお菓子作りには欠かせないクーベルチュールですが、『アフリカンスクエアー』さんでは、6種類が販売されています。まさにバレンタインの季節、手作りチョコには欠かせないアイテムです。
特に、貴重でおすすめしたいのが、「クーベルチュールホワイト34%」。他のホワイトチョコレートよりもしっかりとカカオの風味が感じられるはずです。フルーツやミントを感じさせるカカオバター(非脱臭)とバニラビーンズのフローラルなアロマの香りがし、ホワイトチョコレート特有の脂っぽさや嫌な後味が無くすっきりクリーミーなのが特徴です。
その他、チョコレートづくりだけでなく、ケーキやホットチョコレートドリンクなどにも使えます。また、家族と集まるときに、チョコレートフォンデュというのもいかがでしょうか。牛乳で溶いて簡単に楽しめます。
バレンタインに大地と造り手さんの愛情を感じてみて
原料と製造過程・システムが素晴らしいので、おのずと味も一級品となるロベール社のチョコレートとカカオ。
今回は、チョコレートやカカオの奥深さを体感し、更に楽しめる商品をご紹介しました。
自然の恵みと作ってくださる方々に感謝しながら美味しくいただけること、この上ない幸せを感じます。
色々な楽しみ方を体験することを通してより「豊か」に、そして「食(自然と作る人たちへの)感謝する気持ち」を再認識していただく機会にもなればと思います。
※掲載情報は 2018/01/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
自然派栄養士・ソムリエ
麻乃じゅん
【保有資格】
・管理栄養士
・調理師免許
・製菓衛生士
・ソムリエ(日本ソムリエ協会認定)
・ファスティングマイスター・エキスパート
国内の航空会社に国際線客室乗務員として在職中、ソムリエ資格を取得
退職後、栄養士養成大学で学び
管理栄養士免許をはじめとする食や健康に関する資格を取得
自治体や民間企業、クリニックなどで公衆栄養、集団栄養指導、個別栄養相談などの業務に携わる
現代栄養学や西洋医学の現場で経験を積む中
カラダのみならず、「心・人生を豊かにするための食」について探求し
東洋医学や思想の世界についても学びはじめる
その中で、我々は自然の一部であること、真の食との繋がりに気付く
そして、それら現代人が忘れている大切なことを
伝えるべくフリーランスとしての活動をスタートする
また、福島県に生まれ自然の中で育った者として
2011年の原発事故以降、さらにその思いが強くなり
活動の範囲を広めている
現在も、セミナー、自然系・無添加料理教室、カウンセリング等を通じ
現代社会における“食”との向き合い方を提案しながら、
手作りや料理体験のすばらしさを数多くの場で伝えている。