なぜか女子に好きな人が多い食材、エビ。海老という言葉を聞くだけで、プリプリの甘〜い身や特有の旨みを思い浮かべてしまう人も多いのでは？ そんなエビ好き女子をちまたでは“エビージョ”と呼ぶとか呼ばないとか。今回はそんなエビージョに捧げる、エビの旨味満点のグルメを揃えました。贈り物選びの機会が多い年末年始のギフトにもぜひ活用してくださいね。

長崎県松浦市はアジ・サバの漁獲高、とらふぐ・黒マグロの養殖水揚げ高が日本有数の港町。伊万里湾の中にある福島という場所に車エビの養殖場があります。島からの自然豊かな恵みを受け、健康で美味しい海老を一尾一尾大切に育てています。この車エビは、刺身にしてもしゃぶしゃぶにしても焼いても、ぷりぷりぶりぶりの食感と甘みとうまみに感動するはず。生きたまま通販ができるので、エビ好きのお食事会にぜひ利用してみては？

静岡県の熱海から見える初島から、こちらも生きたまま送ってもらえる「伊勢海老」。初島では毎年９月上旬から５月中旬まで漁が行われ、島のレストランや売店で地物としてはエビメニューが楽しまれています。腰が曲がるほどの長寿を願いお節にも入る海老は、赤く色づくことも縁起が良いとも言われています。年末のこの時期の贈り物としてはもちろん、ホームパーティーでも活躍間違いなしな一品です。

オーナーの祖父による味噌レシピを元に作られているのが『味噌屋仲太郎』の「桜えび伊勢えび味噌」。殿様献上の浮麹製法で作られる秘伝の味噌は米麹の培養発酵から自社で行い、小学校の教室で童謡を聞かせて熟成させるというこだわりもユニーク。地域の特産品とのコラボに着目し、もっとも味噌と相性の良かった桜えびと伊勢えびを使用している贅沢な味噌は、一さじで口の中でエビが泳いでいるような新鮮そのものの味わいが広がります。

お店で食べた味と比べ、テイクアウトすると味が落ちるのが一般的ですが、その予想を裏切るのが東京都大田区蒲田にある『上海わんたん』の「海老わんたん」。４席しかない小さなお店で作られているわんたんは、テレビで紹介されてから大人気でお取り寄せは数ヶ月待ち。エビの旨味が染み渡るわんたんのおいしさはもちろん、独自の秘伝スープはリピート確定の味わいです。

エビのお菓子といえば、えびせん。ここからは様々なエビせんべいをお届けします。ひとつめは、美容ライターの前田紀至子さんが海老党におすすめしたいという愛知県名古屋市にある『桂新堂』の「海老づくし」。車えびや甘えび、赤えびといったそれぞれの海老の醍醐味を満喫すべく、独自の製法を貫いている上に、愛知県・岐阜県産の小麦粉を使用しているのも上等な海老の風味を最大限活かすためのポイントなのだとか。

あられというシンプルに焼き上げるお菓子で、上手にエビの風味を残しているのが東京・杉並に本社を構える『株式会社アイネット』の「えびあられ」です。実はそれもそのはず、高級あられギフトに入っているものと同じものなのだとか。日本国内外のお菓子を扱う『二木の菓子』で、店長全員が“エビの風味がしっかり残っている！うまい！味噌の風味も上品！”と満場一致の感想を持ったという逸話を持っています。

“やめられないとまらない”のCMフレーズで有名な日本を代表する定番のおやつ「かっぱえびせん」をこだわり抜いた素材で仕上げているのが「かっぱえびせん 匠海」です。一箱千円という高級えびせんですが、使用されているのが瀬戸内海で採れる新鮮な“天然エビ”と“海人の藻塩”、“かどやのごま油”と聞けば納得の価格。ごま油は香ばしさと海老が絶妙なマッチングで、普通の｢かっぱえびせん｣とは格段に違う味わいが楽しめます。

エビ好きさんに知っておいてほしい調味料を最後にご紹介しましょう。鳥取県で愛される“えび魚醤”から作られた「えびノ干シ塩」は一度使うと手放せなくなるお塩。天ぷらなどにはカリッと感をそのままに風味をプラス。お豆腐やゆばにふれば、味付けだけでなくアクセントをつけることもできます。お刺身や、卵かけご飯、パスタの味付けなど、使えば使うほど可能性が広がる味わい。パッケージも素敵なのでギフトにもご活用ください。