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穀物のもつ自然な甘みが味わえる 最古の古代小麦【アインコーン】
皆さんは古代小麦を食べたことはありますでしょうか。現代の小麦は品種改良を重ねて作られたもので、グルテンを多く含むなどの問題を抱えています。ですが、品種改良を一度もしていないアインコーンなどの古代小麦はグルテンが非常に少なく、アレルギー反応が出にくいと言われています。
「ヒトツブコムギ（アインコーンEinkorn）は14染色体のAAゲノム、フタツブコムギ(エンマーEmmer)は28染色体のAABBゲノム、パンコムギ(スペルトSpelt)は42染色体のAABBDDゲノムであり、原種のヒトツブコムギには無いDゲノムのグルテンが多くの現代病を引き起こしていると言われています。」
アインコーン輸入会社AMA Japanサイトより抜粋 https://ama-eco.com/pickup/einkornfeature/
このように、アインコーンはDゲノムを含まないことが特徴であり、栄養価が高い小麦です。
イタリア語でファッロ（Farro）と呼ばれるのが、アインコーン小麦、エンマー小麦、スペルト小麦の3種類であり、アインコーン小麦はこの中で一番粒が小さい小麦です。また、生産量の面でも最少である貴重な穀物です。
全ての小麦の先祖であるアインコーンは、生物多様性の観点からみても、未来に伝え続けていきたい遺伝子であり、地球上で最も希少価値が高い古代小麦といえます。
そんなアインコーン小麦を使用したビオアインコーンパスタはソースが絡みやすく、もちもちとした食感と穀物そのものがもつ甘みをたっぷり堪能することができます。また、有機アインコーン全粒粉を使用して作るパンはふっくら柔らかく、小麦の香ばしい香りが部屋一面に漂います。
1万年前から変わらぬ形で生き続ける古代小麦は神秘的な存在であり、摂り入れることで身体中にパワーが漲ります。
※掲載情報は 2017/12/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家・食アートコーディネーター
中村まりこ
SHOKUart代表
料理家
東京出身。
ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。
食に造詣の深い父とウクライナ人の母から２つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical＆unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。
