アルゼンチン伝統音楽「チャマメ」と本格「マテ茶」を楽しむ夕べ

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アルゼンチンが代表産地のマテ茶は、日本でもよく知られた存在です。しかし南米のお茶という事は知られていますが、具体的な生産地まではあまり知られていません。そこで今回は、マテ茶の生産が盛んなアルゼンチンの北東部ミシオネス州をよく知って頂くために、その地方の伝統音楽である「チャマメ」を演奏する初来日のアーティストを大使公邸にお招きすると共に、マテ茶に合うお菓子や軽食をゲストの皆様にご用意しました。

アルゼンチン伝統音楽「チャマメ」と本格「マテ茶」を楽しむ夕べ

チャマメは、アルゼンチン北東部コリエンテス州、ブラジルの南部、パラグアイで国境を越えて愛されるフォルクローレのひとつです。「チャマメ」は、現在でも伝統音楽として受け継がれています。


今回は、アルゼンチン北東部コリエンテス州、ブラジルとの国境に面した街Paso de los Libres(パソ・デ・ロス・リブレス)出身のチャマメの歌手ジセラ・メンデス・リベイロがボーカルを務め、アコーディオン担当のセルヒオ・テルノスキー、ギター担当マルティン・サンドヴァル、パーカッション担当のゴンサロ・アギーレのトリオと共に、成熟したチャマメの演奏を通して伝統と革新の調和をお届けしました。

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イエズス会宣教師たちは、音楽とともにこの地方でマテの種を太らせる独特の方法を発明しました。そのおかげで産業が発展し、現在でもマテ茶の生産地として知られています。
ではここで今回のイベントで用意されたマテ茶に合う、アルゼンチン伝統菓子もご紹介させて頂きます。

Pasta Frola(パスタフローラ)

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アルゼンチンでは「パスタフローラ」とは、タルトケーキのことを指します。イタリアの移民によって伝えられたといわれているこのスイーツ。今回はアルゼンチンで定番のかりん(Membrillo:メンブリージョ)のジャムを使用しました。そのほかに具材としてよく使用されるのが「ドゥルセ・デ・バタタ(Dulce de batata)」です。直訳すると「甘い芋」という意味で、サツマイモをペースト状にしたものです。

Tostadas con manteca y dulce de leche(マンテカ・イ・ドゥルセ・デ・レチェ トースト)

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アルゼンチンで最もポピュラーなスイーツといえば「ドゥルセ・デ・レチェ」かもしれません。朝ごはんやおやつによく食べられています。固体もしくは液体のキャラメルで、ラテンアメリカでは伝統的な糖菓として親しまれています。「Alfajores(アルファホーレス)」というアルゼンチン伝統のお菓子のフィリングとしても有名です。今回はトーストに「ドゥルセ・デ・レチェ」を塗り、バターと一緒にお楽しみ頂きました。

 

*マンテカ:スペイン語でバターの意味

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伝統的な田舎風パンであるPan de campo(パン・デ・カンポ~自家製パン~)や、アルゼンチンを代表する料理「エンパナーダ」と「チョリパン」も、お楽しみ頂きました。

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Empanadas(エンパナーダ)

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Choripan(チョリパン)

 

アサードは、その昔アルゼンチンのカウボーイであるガウチョが牛を焼いて岩塩だけで食べたのが始まりとされています。以来、アサードはアルゼンチンの食文化にとって欠かせない存在となりました。今回は、外交官のイバン・ダ・ポンテ(Iván da Ponte)もガウチョスタイルでイベントに臨みました。

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アルゼンチン北東部の伝統音楽「チャマメ」を聴きながら、「マテ茶」を飲み、アルゼンチンの伝統料理や菓子を堪能して頂くこのイベントは、来場してくださった皆様にアルゼンチンの魅力を知って頂くとてもよい機会となりました。皆様も機会があれば、マテ茶を片手に「チャマメ」音楽に是非触れてみてください。

 

今回来日したアーティスト

CRECENTE PRODUCCIONES
www.crecenteproducciones.com

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※掲載情報は 2017/11/03 時点のものとなります。

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アルゼンチン共和国大使館

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アメリカ大陸の南端に位置するアルゼンチンは、世界でも有数の広大な可耕地を持つ国の一つです。アルゼンチンは、気品あふれる魅惑的なタンゴ、サッカーへの情熱、そして世界各国に輸出されるハイクオリティーの食料を生み出す国として世界中で知られています。広大な土地と多様な気候は、質の良い食料が生産されるのに最適の場所と考えられています。アルゼンチンは牛肉が有名ですが、それだけでなく、我々の食生活に用いられる多くの食料を生産しています。例えば、ジャガイモ、とうもろこし、ピーマン、かぼちゃ、亜熱帯性フルーツ、柑橘類、そして、海や川の魚、はちみつ、オリーブオイル、ワインなど・・・まだまだ沢山あります!この食料の豊かさが19世紀末から20世紀初頭にかけ、主にヨーロッパからの移民がアルゼンチンに定住することになった理由の一つなのです。従って、アルゼンチン料理は地理的影響と移民という二つの大きな影響の結晶なのです。豊富な食料とヨーロッパ移民から受け継いだ洗練性によって、アルゼンチン料理は他に類をみないものとなったのです。皆様にアルゼンチンスタイルのアルゼンチン料理をご紹介します!

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