佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ

佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ

記事詳細


紹介している商品


8月末から9月にかけて佐渡へ行きました。
佐渡は風光明媚で豊かな島です。海流の影響で下越地方にしては温暖な気候で、フルーツを例にとったら島内でみかん、レモンからりんごまで採れるそうです。
「日本」という国を1箇所に凝縮したような島だと聞きました。
たまたま友達のご実家が佐渡で、いろいろと美味しい生産者さんをご案内いただきました。

 

「へんじんもっこ」さんもその一つ。
「へんじんもっこ」とは、佐渡で「頑固者」という意味。
美味しいハムやソーセージを作ることに、頑固なまでにこだわるというところから名付けたそうです。

佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ

(ソーセージを作る息子さん)

 

ご主人の渡辺さんは、一代でこの工房を築き上げ、ドイツの加工肉国際コンテストなどで数々の受賞をするような優れた商品を作っています。
種類は豊富。ウィンナーソーセージ類、とろとろな食感のたまとろサラミから、熟成した貴腐サラミまでのサラミ類、ハムやベーコン、レバーペーストなど。そのどれもを自己流で作り始め、
時々ドイツに行って研鑽を積み、ここまでのクオリティに押し上げてきました。

佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ

渡辺さんは「もともと肉屋をやっていたけれど、先細りするのではと思って。ドイツでは肉屋がハム、ソーセージを作っているから、そこで自分も技術を売ろうと思って作り始めた」と言います。
豚はすべて新潟産の津南ポークを使用。最初は試行錯誤して独学で始めたソーセージやハム作り、今ではドイツで加工肉作りを学んできた息子さんと、創業当初と同じく、丁寧に作っています。

 

数々の美味しいラインナップの中でも、特に地元佐渡の人たちが好きなのは「焼きソーセージ」。お祭りのときにも屋台で食べられる「焼きソーセージ」はこちらの人たちにとってのソウルフードです。

佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ

さっそくこんがりときつね色になるまで焼いてパクリ。皮がやわらかくてとても食べやすい。

しかし、ソーセージの中身は、外皮のソフトさに比してスパイスが効いている。軽く予想を裏切られる本格派の味なんです。
鉄板で焼き色がつくまで焼き、マスタードをつけただけでいただく。そのシンプルな食べ方が一番美味しいです。
不思議、佐渡人でなくてもなんだか懐かしい気がします。日本人にとって、ソーセージのルーツでもあるのかなと思います。
ぜひ一度、試していただきたいソーセージです。やみつきになりますよ!

佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ

問い合わせ先:(有)へんじんもっこ
tel : 0259-22-2204
fax: 0259-22-2448

※掲載情報は 2017/09/16 時点のものとなります。

  • 5
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
佐渡人のソウルフード「へんじんもっこ」の焼きソーセージ
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

博多玲子

フードカルチャープロデューサー

博多玲子

東京生まれの東京育ち。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。
 なんとなくポルトガル語学科に入ったのと同様、大手出版社に入社。仕事をしてみたら、編集の仕事の面白さに目覚め、『LEE』『Marisol』などの創刊に携わる。以来、長年女性誌、ビジネス書などの単行本の企画・編集を手がけた後、独立。担当範囲は、食、住、旅など。
 現在は、書籍や雑誌の企画編集ライティングを手がけるかたわら、玉川高島屋・玉川テラスにてエディターの目線で面白いテーマを取り上げる「博多玲子サロン」で、セミナーをほぼ毎月開催。
 個人的には、人気シェフのお料理教室や、「ぐうたら料理サロン」にて自身の料理教室や食事会を不定期開催。また、企業のアドバイザーなども手がける。
 今まで地方にたびたび取材や旅行に行き、素晴らしいものが埋もれていることを実感。これからは本当に役立つ地方活性に力を入れていきたい所存。

手がけた書籍:
『タニアのドイツ式整理術完全版』(集英社)
『ザ・サンドイッチ・レシピ』『HOME PARTY 料理と器と季節の演出』(世界文化社)
『りんごLovers』『まいにち、パン。』(主婦と生活社)など

次へ

前へ