お土産にぴったり!食べる読む。沖縄調味料の知恵が詰まった「沖縄食文庫」

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 沖縄のお土産と言えば、なにを思い浮かべるでしょうか?
紅芋タルトや雪塩ちんすこうなどの定番お菓子、黒糖、塩、泡盛、紅型、やちむん(焼き物)などなど……いろいろなものがありますね。
 今回は、市場で見つけた、ちょっと面白い「塩」と「黒糖」をご紹介いたします。

突如現れるスタイリッシュな空間

お土産にぴったり!食べる読む。沖縄調味料の知恵が詰まった「沖縄食文庫」

 那覇市の牧志公設市場あたりを歩いたことのある方はご存知だと思いますが、公設市場の周辺には、昔ながらの商店が立ち並んでいます。3~5坪程の小さなスペースに商品を並べて、店先に座って島らっきょうの皮をむいたり、もやしのひげをとっているおばあ(沖縄ではおばあちゃんのことをこう呼びます)がいたりと、観光地化したとはいえ、昔ながらの風情が残るエリアです。
 そんなノスタルジー溢れる空間の中に、突如ぱっと目を引くスタイリッシュなお店が、2014年にオープンしました。その名は「沖縄グロッサリー」。わずか3坪ほどのスペースに、「人と人をつなぐいいもの」をモットーに沖縄中からセレクトされた調味料や農産加工品などが並んでいます。

沖縄食文庫シリーズ

お土産にぴったり!食べる読む。沖縄調味料の知恵が詰まった「沖縄食文庫」

 そんな中で今回注目したのが、「沖縄食文庫」シリーズ。
可愛らしい文庫本を模したパッケージのこのシリーズは、沖縄よりセレクトした逸品の食品と文学やアートをあわせることで、「情景が思い浮かぶ味、味わいのある言葉や絵を、日々の生活の中で楽しんでもらいたい」という願いから生まれました。
 現在展開されているのは「粟国の塩釜炊き」と「尚和三盆糖」の2品。「粟国の塩釜炊き」は、言わずと知れた、沖縄を代表する自然塩で、全国各地にファンも多い逸品。こちらには、塩50gのほかに、「となりのトトロ」や「火垂るの墓」などの背景を描いたイラストレーター・タムラフキコさんによる書き下ろしのポスターが同封されています。
 「尚和三盆糖」には、新聞形式になった読み物が同封されています。夏目漱石などの文豪が描いた砂糖についての記述を抜粋して紹介するなど、読みごたえのある内容になっています。

 

 「塩も黒糖も沖縄土産にはぴったりだけど、いつもと同じのはちょっと飽きちゃったな」という方、ぜひ、牧志公設市場の外側をぐるりと歩いてみてください。ぱっと目を引くおしゃれなショップで、きっと素敵な逸品との出会いがありますよ。

 

沖縄食文庫 
製造者:OKINAWA GROCERY
住所:沖縄県那覇市松尾2-10-1 那覇市立公設市場外回り
URL:http://www.okinawagrocery.com/
問い合わせ:098-866-1699

※掲載情報は 2017/09/14 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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