京都のはんなりとした雰囲気にぴったりの、伝統食が進化した、ネオ「木の芽煮」

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昔から京都の鞍馬では、木の芽煮が常用されていた

京都のはんなりとした雰囲気にぴったりの、伝統食が進化した、ネオ「木の芽煮」

炊き立てのごはん。艶やかなそれは、おかずが無くてもそれだけで美味しく味わえてしまいます。そしてそこに海苔の佃煮があれば、さらにお代わりも。あと、お味噌汁があったら、もうそれだけで最高気分。栄養的には肉、魚、野菜もあったほうが良いのでしょうが、私には十分だったりします(汗)。そんなごはんのお供は、古くから様々なタイプが存在します。京都の鞍馬の村人たちは、遠い昔から、あけびの茎や山椒の芽、やまぶきなどを塩漬けにした「木の芽煮」というものを常食していたそう。粗食な感じが却って現代に必要かも。なんとなく羨ましい気もしたりして。それを、さらに発展させたのが、「渡辺木の芽煮本舗」の「木の芽煮」です。鞍馬山の山門近くにお店があって、明治20年の創業というからもう約130年の歴史を誇ります。ちりめん茶漬、葉山椒、しその実、実山椒など様々な種類の佃煮的なタイプを製造販売なさっていますが、企業というよりも素朴な商店って感じの佇まい。それがまた、いい。

昆布と醤油、山椒の見事なコラボレーション

京都のはんなりとした雰囲気にぴったりの、伝統食が進化した、ネオ「木の芽煮」

この「木の芽煮」は伝統のそれをベースに、より保存に適するようにと、昆布や醤油、山椒の実と葉を用いてしぐれ煮風にして、さらに細かく刻んで作り上げたもの。結構、味が濃いので、ちょっとだけで大丈夫。熱々のごはんの上に載せて一緒に頂けば、最初は昆布と醤油の風味、そして間髪入れずに山椒の香りがふわっと広がるのです。天然素材のみを使用しているので、後味も爽やか。食べ進むうちに気付くのですが、山椒が決め手で、それが上品に用いられているので、京都の雰囲気にぴったり合致するのです。よく、京都のお土産で七味とか山椒とかあるじゃないですか。それも良いですが、一歩進んで、この「木の芽煮」。まさに逸品。おすすめです♪

※掲載情報は 2017/09/07 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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