記事詳細
紹介している商品
マリー・アントワネットが愛した焼き菓子
17世紀オーストリアハプスブルグ家のマリー・アントワネットは、フランスのルイ16世の元へ嫁入りしました。彼女は、嫁入りの際にオーストリアからお菓子職人を連れて行くほどの大のお菓子好きでした。そんな彼女が多くの菓子の中から、特に三日月の形をしたウィーン菓子「ヴァニラキプフェル」をこよなく愛したと伝えられています。フランス発祥といわれているパン「クロワッサン」も「ヴァニラキプフェル」を元に作られたといわれています。確かに三日月の形が似ていますね。
バター、粉糖、アーモンドパウダー、小麦粉にヴァニラビーンズを加えて作られる「ヴァニラキプフェル」。粉雪のような砂糖を表面にまぶしたバニラクッキーで、サクサクとした食感と合わせてクリスマスの雰囲気も楽しめる上品なお菓子ですね。マリー・アントワネットが愛したこの「キプフェル」をはじめオーストリアにはクリスマスの時期に食べるさまざまな焼き菓子があります。このクリスマスにあなたのお気に入りの焼き菓子を見つけてお客様をもてなすのもいいですね。
バニラキプフェル
今回はNeues(ノイエス)の「バニラキプフェル」をご紹介。オーストリア ウィーンの老舗カフェ「オーバーラー」「コンディトライ L・ハイナー」で修業を積んだ野澤孝彦(のざわ・たかひこ)シェフが手がけるキプフェル(=三日月型をしたクッキー)は、自家挽きナッツがたっぷり!コーヒーブレイクが待ち遠しくなる、さくさく感と香ばしさです。
※掲載情報は 2014/12/16 時点のものとなります。
- 6
キュレーター情報
オーストリア大使館
オーストリアはドイツの南方、中部ヨーロッパの内陸に位置し、面積は北海道より少し大きく、9つの州から成り立っています。地理的にヨーロッパの交通の要所だったため、さまざまな食文化の影響を受けています。18世紀、首都ウィーンはハプスブルグ王朝の帝都としてますます発展をとげました。ウィーン料理とお菓子の発展は、ハプスブルク家の歴史と深く結びついています。帝国の発展ととともに、ウィーンには様々な料理とお菓子が各国からもたらされました。ウィーンのお菓子職人によって、もともとは素朴なものだった郷土菓子が、豪華なスイーツに変身したといわれています。ウィーンだけではなく、9つの州それぞれに独特な郷土料理や文化を育んできたのもオーストリアの魅力です。歴史あるオーストリア料理とお菓子を通してみなさんにオーストリアの魅力を伝えると共に、興味を持ってもらえる話題をご提供していきます。