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カクテルにしても美味
スペイン・マラガ産のマンゴージャムを以前ご紹介したが、今度はリキュールが出来たというのでさっそく取り寄せてみた。
お味は、ひと言でいえば濃厚&ナチュラル。とろりとした舌触りはマンゴーそのもので、甘みと香りを味わっていると後からアルコールがふわっと顔を出す感じであります。
原料のマンゴーは、同じマラガの農園の中でも特に日当たりの良い南向きの畑で育ったものを選んでいるとのこと。つまり、完熟した果実だけを使ってるわけで、誠にプレミアムなリキュールなのだ。
その完熟した果実を大事にゆっくり“ろ過”することで、アルコールが加わってもマンゴー本来の風味が生き生きと保たれている。ちなみにアルコールはウォッカを加えているとのこと。
食後にストレートできゅっとやるのが最高だが、スパークリングワインで割るのもいい(上の画像)。マンゴーの甘さにスパークリングワインのかすかな苦み・酸味が加わり、しっかりと大人力のあるカクテルになる。まるでホテルのバーで飲んでいるような気分を味わえますです。
アルコール度数低めがよし
このリキュールの原料はマンゴー、砂糖、レモン、水(純水)、酸化防止剤とシンプル。香料を使っていないのはマンゴーの質が良いことと、量もふんだんに使っているということ。
また、アルコール度数が11%と低いのもリキュールとしては珍しく、それだけに使い勝手がいい。バニラアイスやかき氷に掛ければ大人のアイスが出来上がるのだ。
美食の街サン・セバスチャンの三つ星レストランでも愛用されているというこのマンゴーリキュール、お値段も税込7,560円とプレミアム。ギフトに最高ですぞ。
ごちそうさま!
※掲載情報は 2017/07/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
缶詰博士
黒川勇人
昭和41年福島県生まれ。平成16年から世界の缶詰を紹介する『缶詰blog』を執筆。缶詰に精通していることから"缶詰博士"と呼ばれ、TVやラジオ、新聞など各種メディアで活躍中。国内外の缶詰メーカーを訪れ、開発に至る経緯や、製造に対する現場の“思い”まで取材するのが特徴。そのため独自の視点から缶詰の魅力を引き出し、紹介している。
著書は『おつまみ缶詰酒場』(アスキー新書)、『缶詰博士・黒川勇人の缶詰本』(タツミムック)、『缶づめ寿司』(ビーナイス)、『日本全国ローカル缶詰 驚きの逸品36』(講談社プラスアルファ新書)『缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36』(講談社プラスアルファ新書)、『安い!早い!だけどとてつもなく旨い! 缶たん料理100』(講談社)など。小曽根マネージメントプロ所属。
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