種類も豊富!日本人の食事に欠かせない醤油

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日本人に馴染み深い調味料の一つ「醤油」。各家庭に常備されていて、海外から来た方が日本の空港に着くと醤油の香りがしたという話があるほど日本らしさを感じる調味料ではないでしょうか。醤油の原料は大豆、小麦、食塩で、蒸した大豆と炒って砕いた小麦を混ぜたものに麹菌を加え、しょうゆ麹を作ります。しょうゆ麹に食塩水を混ぜ合わせたもろみを発酵・熟成させ、それを布で包んで搾ります。火入れし、ゆっくり時間をかけて圧搾したものが醤油です。今回は白醤油、淡口醤油、生醤油、濃口醤油、再仕込醤油、溜醤油の基本種類と、変わり種醤油をいくつか紹介いたします。

1:小麦の甘さと香りが特徴的な白醤油「しろたまり」

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こちらは日東醸造株式会社の白醤油「しろたまり」です。白醤油とは主に愛知県の碧南市で使用されている醤油で、その名の通り白く、小麦をメインに作られています。小麦の甘さと香りが特徴的な甘さの優しい醤油で、小麦の甘さが素材の味を引き立ててくれます。大豆を一切使用せず、国産小麦の小麦麹を通常の2倍(日東醸造比)も使用しています。伝統海塩「海の精」、三河の天然水を使い、山奥にある蔵で「しろたまり」は作られています。「究極の白醤油」ご興味のある方はぜひお試しください。

2:西日本でお馴染みの淡口醤油「淡紫(うすむらさき)」

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こちらは末廣醤油株式会社の淡口醤油「淡紫(うすむらさき)」です。淡口とは色が淡いという意味で食塩分が薄いわけではなく、塩分は濃口醤油よりも約2%ほど高いといわれています。淡口醤油の良さは色の綺麗さで、塩味が強くて醤油のうま味は控えめなのが特徴です。素材の味を一番感じる醤油を目指して、また「つけ醤油として使っていただく淡口醤油」というコンセプトのもと、米麹を多く使い淡口醤油で甘酒を作るような製法で作った「淡紫」。“かけ醤油”、“つけ醤油”としてあらゆるお料理にお使いください。

3:諸味本来の香りと美味しさが楽しめる生醤油「ひしほ」

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こちらは石川県金沢市にある株式会社ヤマト醤油味噌の香る生醤油「ひしほ」です。通常の醤油は加熱殺菌していますが、生醤油は火入れをしておらず、絞りたての生だからこそ諸味(もろみ)本来の香りと美味しさが楽しめます。「ひしほ」は化学調味料や甘味料などを一切使わず、麹や糀の酵素の力を活用して作られています。他の素材と合わせることで、その素材の甘味をしっかりと引き立たせてくれる辛みがあり、色は少し赤みがかった濃いルビー色のようなきれいな発色をしています。冷奴にかけたり、お刺身につけたりと、そのままストレートに味わいたいお醤油です。

4:正統派の濃口醤油「菊醤」

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こちらは小豆島にあるヤマロク醤油株式会社の濃口醤油「菊醤」です。日本の醤油生産量の8割以上を占めるもっともスタンダードな醤油である濃口醤油。ヤマロク醤油では100年以上にわたりヤマロクの無数の菌をたずさえる30石(約5800リットル)の立派な木桶が並んでいて、「菊醤」はその木桶で2年熟成させた希少醤油です。うま味成分の強い大粒の丹波の黒大豆が原料で、国産の小麦と代々使われている小豆島の地下水で作られています。口の中でほんのり香る甘みとコク、あっさり目の味と端麗な色が特徴です。

5:二度仕込みで作られる再仕込醤油「鶴醤」

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こちらはヤマロク醤油の再仕込醤油「鶴醤」です。鶴醤は通常の2倍の原料を使用していることに加え、約2年の熟成期間を経て完成した生醤油を、商品にすることなくもう一度樽に戻し、再び原料(塩以外)を加え、さらに約2年仕込む“二度仕込み”で作られます。再仕込み製法によりコクとまろやかさを極限まで引き出した、ヤマロク醤油の自信作「鶴醤」。口の中でぱっと広がる濃厚な味と香りを堪能してみたいと思いませんか?

6:うま味が凝縮したまろやかな溜醤油「わらべうた」

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こちらは愛知県の知多半島にある南蔵商店 青木弥右衛門の溜醤油「わらべうた」です。溜醤油は小麦をほとんど使用せず、ほぼ大豆のみで仕込むのが特徴です。「わらべうた」は、国産丸大豆と自然海塩である「海の精」を原料として、昔ながらの技法で仕込み、あしかけ3年熟成して作られます。杉の桶の底よりしたたり落ちる、わずかしか出来ない贅沢な生引きたまりです。混じりけ、雑味の一切ない、とてもクリアな醤油。発酵期間が長いため、塩角はなくうま味の凝縮したまろやかな醤油ですので、刺身、豆腐、煮魚などに使用することをおススメします。

7:新感覚のフルーツ醤油「ビューティーソイソース」

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こちらは明治十二年創業、兵庫県で伝統的な淡口醤油を醸造しているSOY&CO.1879のフルーツの醤油「ビューティーソイソース」です。NHK総合テレビ『あさイチ』でも紹介された注目商品です。写真は「らずべりーしょうゆ」ですが、その他にぶどう、洋梨、バナナ、チェリー、ブルーベリー、ザクロと全7種類の味があり、並べてみるとフルーツジュースのようにきれいな色合い。塩分量が淡口醤油の半分以下(同社うすくち醤油比)なので、お醤油よりもドレッシングに近い感覚で調理に使え、カルパッチョやサラダなどの火を通さない料理とも相性抜群です。

8:うま味凝縮!鮎醤油「鮎魚醤」

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こちらはメディアにも多数掲載されている、まるはらの鮎醤油「鮎魚醤」です。原材料には鮎と塩のみを使用し、8か月熟成して作られ、魚特有の臭みなどがほとんどありません。素材のうま味や香りを引き出して、全体の味わいに奥行きを加える琥珀色の不思議なエッセンス。他の調味料に合わせるなど、使えないところがないほど、あらゆるタイミングで何にでも使える万能調味料です。キッチンに常備しておきたい便利な調味料ではないでしょうか。

9:新しい味との出会い「ヨーグルトにかけるお醤油」

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こちらは湯田牛乳公社と佐々長醸造とがタッグを組んで作られた「ヨーグルトにかけるお醤油」です。岩手県でこだわりの牛乳や乳製品を開発・販売している湯田牛乳公社の専務がテレビドラマで見た、ヨーグルトに醤油をかけるシーンをきっかけに何度も試行錯誤し生み出しされたのが「ヨーグルトにかけるお醤油」です。シンプルながらきれいなパッケージで、さらっとヨーグルトに馴染み、みたらし団子のたれのような風味で他のものにも使いやすいです。ヨーグルトだけでなく、ごま豆腐やプリンのキャラメルソースとしても楽しめる商品ですので、一度お試しください。

10:燻製好きにはたまらない「燻製しょうゆ」

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こちらは風の仕業の「燻製しょうゆ」です。1滴の威力が絶大なためスポイトボトルタイプも販売されています。ほんの数滴で信じられない程スモーキーな香りが素材に移り、まるで食材自体が燻製されているような味に激変する「燻製しょうゆ」。お肉料理や野菜の他にも、新鮮な卵等とも相性が良く、卵かけご飯に数滴使用しても絶品です。普段お使いの醤油、オリーブオイル、めんつゆ、ドレッシングに1、2滴混ぜてもよいでしょう。燻製好きの方はぜひお試しください。

※掲載情報は 2017/05/11 時点のものとなります。

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