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昔のいいところ、今のいいところ、両方を大切に
松華堂菓子店の創業は明治時代。日本三景松島の遊覧船乗り場や五大堂のすぐそばにあり、品のあるレトロモダンの佇まいが目を引きます。
建物の1階は東北の美味しい土産物などを扱う雑貨屋さんになっており、2階が菓子店。カフェも併設されています。2010年にリニューアルされ話題となったカフェで食べられるいぢちくパフェやかき氷、プリンなどは他店とは桁違いのおいしさで、落ち着いた静かな店内で絶景を眺めながらのティータイムは松島に来たら必須と念を押す人が少なくありません。
そして店頭で販売されている菓子たちのパッケージひとつひとつがどれもとても素敵で、松島のお土産としてぜひお勧めしたい品々ばかりです。
その中で私がいつも求めるのが、かすてら。松島・蜂谷農場のさくらたまごと盛岡・藤原養蜂場のアカシアはちみつを使用し、2階の工房で焼かれています。ふんわりとした弾力のあるかすてらは、甘すぎず、きめ細やかな口当たり。どの場に持って行っても恥ずかしくない、むしろ誇れる上質感があります。
こちらの「松華堂かすてら」、仙台駅にも店舗があり購入可能です。私は仙台土産としてよく仙台駅で購入しますが、県外から観光でいらっしゃる方々には、松島のお店のカフェでティータイムをゆっくりと過ごして、帰りにお土産でご購入をぜひおすすめいたします。
※掲載情報は 2017/04/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードクリエイター
佐藤千夏
結婚後子育てをしながら各種料理コンテストに出品し、入賞経験多数、全国優勝も経験。2002年自宅料理教室「紫山のごはん会」を立ち上げ、参加者6人でスタートした教室は口コミのみで2年後に月100人が来る人気教室に。家族の健康を一番に考えた体に優しい食材を使ってシンプルなレシピを目当てに、現在年4回開催される教室は毎回抽選になるほど。彩よく楽しむ工夫を添えての提案には定評がある。料理教室と平行して商品開発、レシピ開発、飲食店メニュー開発、セミナー講師などを手がける他、2016年より台湾、2017年は香港でも料理教室を開催。東北の食を海外に広めるべく飛び回る毎日。