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“唯一無二の黒いワイン”を世界で称える日
毎年4月17日はアルゼンチンの赤ワインを代表する品種である「マルベック種」を称える「マルベック・ワールド・デー」です。この日は世界中でアルゼンチンの様々なワイナリーから丹精込めて造られた「マルベック」が集められ、心ゆくまで「マルベック」を楽しむイベントが行われます。
今では「マルベック」といえば「アルゼンチン」というほど、その生産量は世界のおよそ9割にものぼり、アルゼンチンの赤ワインを象徴する品種となっています。アルゼンチンの恵まれた気候と風土は「マルベック」の栽培に大変適しており、強い日光と寒暖の差、さらにアンデス山脈からの乾いた風は、病気を防ぎ自然のままの環境で栽培することを可能にしています。
4月11日、マルベック・デーを前に大使館公邸では15社のインポーターが集まるワインのテイスティング・イベントが開催されました。
マルベックは「黒ワイン」と呼ばれるほど、その濃く深みのある色が特徴です。タンニンが豊富でポリフェノール含有量が多いので、その特徴を生かした「マルベック」単一種で造られた100%のワインから、他の品種と合わせることで互いの美味しさを引き立てるようブレンドされたものまで、様々な「マルベック」の魅力を発見することができます。
自分だけのお気に入りが見つかる！「マルベック」の多様性を楽しむ
マルベック100%の「フェリーノ・マルベック・メンドーサ」はカリフォルニアの天才醸造家として名高いポール・ホブスが所有するワイナリー「ヴィーニャ・コボス」から届く、マルベック種とアルゼンチンの土地の個性を凝縮させた「果実・酸・タンニン」のバランスが非常に良いワイン。リーズナブルな価格帯のプレミアム・ワインです。
マルベック40%、メルロ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%の割合で造られた「ボデガ・ノートン・プリヴァーダ」。プライベートワインとして完成しましたが、あまりにも美味しく商品化されたという逸話を持つワインで、ボルドーワインのような複雑味を好む人におすすめです。
マルベック100％の「ラガルデ プリメラス ヴィーニャス マルベック」。フレンチオークの新樽で12～14ヶ月熟成後、瓶に詰めさらに12ヶ月間熟成させています。エレガントな味わいと長く続く余韻が印象的なワインです。
マルベック84 % カべルネ・ソーヴィニヨン16 %の「エル・エステコ・チャナル・プンコ」は2,250本限定生産の、エル・エステコのフラッグシップワイン。キルメスの山々に囲まれた標高2,000m以上という、葡萄栽培地としては特別な場所にありながら、高地特有の寒暖差、痩せた土壌、豊富な日照量、低い湿度など、独自のテロワールに育まれた葡萄から造られた個性溢れる魅惑的なワインです。
これからが本番！バーベキューの季節にぴったりのマルベック
アルゼンチンでは友人や親戚を招き、アルゼンチン流バーベキューの「アサード」が頻繁に行われます。この国民的料理である「アサード」に欠かせないワインがまさに「マルベック」なのです。シンプルかつ豪快に焼かれた牛肉本来の力強い味を引き立てる「マルベック」。
これからの季節は陽射しを受けながら、バーベキューを楽しむ機会も増えてきます。ビールや冷やした白ワインも良いですが、メインの炭火で焼いた牛肉にこそ、「マルベック」を合わせてみてください。肉料理をより美味しく引き立てる力強い「マルベック」の魅力を発見することでしょう。
コストパフォーマンスが良いことで知られるアルゼンチンワイン。リーズナブルな価格に対し、期待を上回る高いクオリティーを得られます。今年は是非、アルゼンチンの力強い太陽を浴びアンデスからの風を受けてのびのびと育った個性豊かな「マルベック」からお気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょうか？
※掲載情報は 2017/04/22 時点のものとなります。
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