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熊本城復興祈願のブルーチーズNipponia Blue飯田丸
先日、「九州チーズサミットin熊本」が開催され参加してきました。
このイベント 熊本はもちろんのこと九州全域ならびに広島のチーズ、そしてワインや他の食材もテイスティングできるという まさに九州地区の「食の祭典」。
(http://www.cheese-professional.com/wp-content/uploads/2017/01/20170325_kyushu_samit.pdf)
その折に出逢ったブルーチーズが、今回紹介いたします「Nipponia Blue 飯田丸」。
ユニークなフォルムにまず魅せられました。
実はモデルは 熊本城 飯田丸五階櫓。
1年前の熊本地震で石垣が崩れ、一本石垣となってしまった熊本城。
一年たっても地震の爪痕が痛々しかったです。
そんな熊本城の復興の願いを込めてこのブルーチーズは造られたとのことです。
実はこのチーズを造っている「山の未来舎」の山口さん、
ご先祖様が熊本城を築城した加藤清正公の叔父に当たる方らしいとお伺いし、
なるほど、運命的な使命感溢れるチーズだと感じました。
おだやかな青カビの風味で塩味とのバランスもよく、
くせのないマイルドな味わいです。
青カビ苦手な方にも是非味わっていただきたいチーズです。
生地がしっかりとしたブルーチーズなので スライスカットも簡単にできます。
またこのチーズ名には、
「Nipponia Blue」と付けられていますが、これは「朱鷺(トキ)」の学術名が「Nipponia Nipponia」であるところから思い付かれたそうです。
いつか、「日本のブルーチーズ」と呼ばれる日を夢みてつけられた、
まさに「夢」のあるブルーチーズです。
パッケージもおしゃれで 贈答にも活躍しそうですね。
復興を願う熱い思いをチーズから感じていただけると思います。
※掲載情報は 2017/04/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
チーズ&ワインナビゲーター
山田好美
フランスチーズ鑑評騎士/チーズプロフェッショナル。シニアワインエキスパート/上級ドイツワインケナー。フランス愛好家。英仏語講師として活動する中で現地のワイナリー、チーズ生産者を訪れるようになりより確実な知識をと資格取得。現在恵比寿のレコール・デュ・ヴァンにてチーズ講師として初心者から資格を目指している方のお手伝いをしています。またチーズプロフェッショナル協会 チーズ検定講師 ソムリエ協会 ワイン検定講師として 検定を通して幅広い年代の方々へ チーズ&ワインのある豊かな食生活を広めております。近年は国内の生産者にも目を向け ヨーロッパに負けないチーズ&ワインを応援しています。