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洗練され尽くした味のハーモニー
この季節になると桜を眺めては「桜も良いけれど、私はやっぱり花よりだんごかも……」なんて考えてしまいますが、この時期一度は必ず食べたくなるのが仙太郎の「花とだんご」です。いわゆる三色だんごなのですが、一般的にイメージするそれと比べると幾分シックな佇まいでオトナ心がくすぐられます。
もちろん着色料や添加物を一切使用していないだけに味わいも大変に品が良く、他では味わえないような「もちもち感」に感動すること間違い無し。そしていざ実食。上から順に食べていくと白いだんごの柔らかな塩味から始まり、春を感じる草だんご、そして最後は黒豆のきなこの甘み。洗練され尽くした味のハーモニーは仙太郎ならではというほかありません。仙太郎といわば「美しい」よりも「美味しい」を大切にする和菓子屋さんとして知られていますが、「美味しい」を大切にするゆえに生まれる「美しさ」もまた唯一無二の魅力の一つではないでしょうか。誰が食べても感激する「花よりだんご」の最有力候補。ぜひ一度味わってみてくださいね。
※掲載情報は 2017/04/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
美容ライター
前田紀至子
新潮社雑誌nicolaの専属モデルや光文社雑誌JJのライター、読者モデルを経て、現在はフリーライターとしてビューティ記事を中心に、競馬、食、ファッションなど幅広く執筆中。その傍ら、テレビ東京モノイズムなどのテレビ出演も。
