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いまだかつて日本酒を飲んだことが無い外国人も、一度日本酒を飲んでみたいという外国人も多いそうですが、一口に日本酒といってもさまざまな種類があり、ラベルも日本語表記のものがほとんどのため、なかなか手を出せずにいるそう。そこで今回は、海外の方に是非試していただきたい日本酒を揃えました。飲みやすいものから辛口のもの、パーティなどの華やかな席にぴったりの日本ならではの美しい和風の包装のものなど、相手の方やシーンに合わせて選んでみてくださいね。
1:ノーベル賞晩餐会で振る舞われた世界に羽ばたく銘酒
美しいブルーの瓶に詰められた「福寿」の純米吟醸は、インターナショナル・サケ・チャレンジで最高金賞を獲得しており、世界各国でも高品質の味で親しまれています。ノーベル賞晩餐会で振る舞われた神戸から世界に羽ばたくこちらの銘酒は、酒米の生産地に近く、日本名水百選のひとつ「宮水」がある酒造りには理想的な土地で作られています。麹は今でも全量手造りで、米のうまみを引き出した「濃醇できれいなお酒」です。バランスの整った味わうほどになめらかな旨味をぜひ一度味わってみてください。
2:トチの花から採れた蜂蜜で作られる宝石のようなお酒
蜂蜜を発酵させてつくられたお酒を蜂蜜酒といいます。「美禄の森」は、会津のトチの木の花から採取した蜂蜜のみを原料に、飯豊山の伏流水と酵母から誕生した宝石のような蜂蜜酒です。甘美な芳香と上品な味わいは、まるで芸術品のような完成度の高さです。冷蔵庫でキンキンに冷やし、お気に入りのグラスに注ぎストレートでいただくのがおすすめ。贅沢な時間を演出してくれますよ。ハネムーンの語源にもなったと言われているお酒ですので、結婚式の披露宴や引出物にもおススメのギフトです。
3:和食だけじゃない!チーズやナッツにも合う超辛口純米酒
宮城県にある平考酒造の「日高見」は、「すこぶる旨い、超辛い」として評判の、冷やでも燗でもおいしい超辛口純米酒です。酒米に「ひとめぼれ」を使用しており、地よい辛みの刺激の後には、お米のコクと旨みがじんわりひろがります。和食や魚料理と合わせることの多い日本酒ですが、こちらの「日高見」のキリッとした辛口の味わいはチーズやナッツなどの海外の方が好まれるおつまみとの相性も良いそう。海外の方が来られるホームパーティなどの手土産にいかがですか?
4:日本のアイスワイン?甘みと旨味を濃縮させた凍結濃縮酒
300年近い歴史を誇る伝統のお蔵元で、軽快ながらも深い旨味、心地いい酸味が楽しめる酒質を得意とし、地元の兵庫県但馬で広く愛されている「香住鶴」。そちらで作られている「山廃25°」は、黒ラベルと赤ラベルの2種類。ドイツやカナダで有名な甘くて酸っぱい「アイスワイン」と同じ方法で造られる日本酒で、甘みと旨味がぐっと凝縮されています。黒ラベルはややドライ感のある甘口、赤ラベルは品のある甘口。どちらもとてもスィートだけど後味はすっきり軽快です。小ぶりのボトルもあるので、お土産やご贈答にもおすすめです。
5:伊勢志摩サミットで振る舞われたこだわりの純米酒
「G7伊勢志摩サミット」で、美酒を知りつくした首脳たちの味覚を満足させることが出来る酒として、数多ある日本酒の中からワーキングディナーの乾杯酒に選ばれた「半蔵」。「半蔵」シリーズの中のひとつ「純米酒 木桶仕込み 半蔵」は、伊賀で唯一の木桶で仕込むお酒で、作り手のたっぷりの愛情と手間をかけて醸した知る人ぞ知る人気商品です。口当たりのやわらかい、まろやかで後味の良いお酒で、冷や常温だけでなく、燗上がりするお酒としても楽しめます。
6:蟹だけじゃない!貝やエビにも合う「蟹至福」
福井県は皇室に献上を許された「越前ガニ」がある蟹王国。そんな蟹王国ならではのお酒が『蟹至福』です。福井県産の五百万石で造られる優しいながらも米の旨味卯が詰まったなめらかな味わいのお酒。ラベルにも書かれているように、冷酒でも熱燗でも楽しめます。もちろん常温でも。蟹料理に合わせるときは、ぜひ味噌がたっぷり入った甲羅に注いで熱々でいただく「甲羅酒」をお試しください!蟹料理に合うのはもちろんですが、貝やエビなど、海外の方に馴染みのある魚介類にも良く合うそうです。
7:まぼろしの最高級米からつくられる厚みのある味わい
日本でも選りすぐりの酒米「雄町」を原料米として100パーセント使用した「純米大吟醸玉乃光」は、天然の酸味とお米の旨味が調和した飲み口がたのしめるそうです。酸度が高くキレが良いのが特長の辛口で、いつまでも飲み飽きない純米酒。ふっくらと厚みを感じさせる太めの味です。雄町米特有の自然なやわらかな香りを楽しんでください。キラキラとしたゴールドの上品なラベルは年末年始の持ち寄りの品やホームパーティにもぴったりです。
8:日本酒ならではの季節感が楽しめる貴重なお酒
「ひやおろし」とは、冬に仕込んだお酒をそのまま春に出荷するのではなく、ひと夏を越すまで寝かせたものを指します。しぼりたてのお酒、出来立てのお酒は「みずみずしい」印象を持ちますが、それが夏を越して秋には「熟成」し、「まろやかな味わい」になるのだそうです。日本酒の作り手である蔵人の間では、秋にしか飲めない貴重で高級なお酒としても知られています。運よくみつけたときには、ぜひ秋に受けて熟成し味わいが上がってきたひと味違った貴重な飲み口を試してみてください。
9:年に1度しか味わえない貴重な「豊81 純米酒」
「豊81(ほうはい) 純米酒」は、「豊盃(ほうはい)」ブランドで知られる青森県弘前市の三浦酒造が、年に一度だけ通常の酒造りとは異なるスペックで仕込む「チャレンジタンク」と呼ばれるプロトタイプのお酒です。あえてお米の精白を抑え、「低精白」の状態から作られています。香りはほんのり甘く穏やか、口当たりは柔らかで自然で嫌味の無い甘味と輪郭のハッキリとした酸、そしてコクのある旨味がバランス良く口に広がります。特別な製法でつくられた商品ですので、日本酒を飲んだことのある海外の方にも新しく飲んでいただきたいお酒です。
10:笑う酒には福来る!東京発の新感覚日本酒
「笑う酒には福来たる」という言葉をもとに、このお酒を起点として「笑い」が生まれ、「福」が来たることに願いを込め名付けられた「笑酒来福」。華やかな香りと軽やかな飲み心地が特長の純米大吟醸です。アルコール度数は13から14度と比較的低く、日本酒を普段あまり飲まない方や海外の方にとっても飲みやすい日本酒。乾杯のお酒としてはもちろん、食中酒として、様々なお料理との相性をお楽しみいただける1本です。音楽業界のカリスマアートディレクターがデザインしたラベルは話のネタにもなりますし、500mlというコンパクトなサイズはギフトにもピッタリです。
※掲載情報は 2017/04/01 時点のものとなります。
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