甲羅酒にもばっちり!旬の「蟹」には、蟹のために造られた酒『蟹至福』

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旬の「蟹」には、蟹のために造られた『蟹至福』

甲羅酒にもばっちり!旬の「蟹」には、蟹のために造られた酒『蟹至福』

蟹の旬が来た。

 

わが故郷、福井は、皇室に献上を許された「越前ガニ」がある蟹王国。11月6日は、全国、いや最近では世界から蟹ファンが待ちに待つ「蟹解禁日」だ。越前ガニと名付けられた日本海の蟹は、実は3種ある。

甲羅酒にもばっちり!旬の「蟹」には、蟹のために造られた酒『蟹至福』

一つはオスの「ズワイガニ」。1922年(大正11年)から続けられている皇室献上ガニは、このズワイの極上品だ。体長80~90センチ、重さ約1.3キロ程度が選ばれる。この大きさになるには10年もかかるとか。このサイズとは言わないまでも、大ぶりの「ズワイ」は甘く凝縮した旨味のある身と濃厚なカニみそが魅力。日本酒好きの心を揺さぶる美味しさだ。

 

もう一つはメスの「セイコガニ」。「ズワイ」に比べると小ぶりだが、繊細な甘味の身と何より、そう何よりのたまらないのは、赤、白、緑の内子と味噌。ほくほく、ねっとり、とろとろ、つぶつぶのバラエティある濃密な味わいはセイコガニしか味わえないものだ。

 

高価でゴージャスな「ズワイ」より、こちらの味わいを好む人も多い。かの開高健もその一人だ。小さいものだと1000円程度、食べごたえがあるのは、3000円クラスだ。ただし、「セイコ」は11月6日から12月いっぱいと漁の期間が限られている。食べるなら今のうちですぞ。

 

そして最後の一つは「ズボガニ」。聞いたことない?はい、これ、ズワイの脱皮したての奴らのこと。福井でしか食べない希少価値の高い蟹。年明けの1月から3月までが旬。やや軟らかめの殻に詰まった身は、とにかく甘くてみずみずしい。うれしいのは比較的お手頃なこと。現地で茹でたて熱々を頬張るのが蟹ファンとお酒ファンの史上最高の喜びだ。

 

「ズボ」の茹でたて熱々は無理としても、最近はそれぞれ通販でも買えるようになった。3種の蟹はおいしい食べ方があるので、できるなら通販でカニを買ったら、私友田も一緒に呼んでください。美味しい食べ方をご伝授しますからね。

 

で、お酒。福井の「越前ガニ」ならば福井の酒でしょ。蟹のために造られた酒がある。その名も『蟹至福』。

 

1840年創業。伝統の山廃仕込みで生真面目に酒造りを行う田嶋酒造(株)の銘柄だ。『蟹至福』は福井産の五百万石で造られる優しいながらも米の旨味卯が詰まったなめらかな酒だ。ラベルにもあるとおり、冷酒でもお燗でもおいしい。味噌がたっぷり入った甲羅に注いで熱々で啜る、あの「甲羅酒」にもばっちりだ。

ぜひぜひお試しあれ!

甲羅酒にもばっちり!旬の「蟹」には、蟹のために造られた酒『蟹至福』

※掲載情報は 2015/11/06 時点のものとなります。

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キュレーター情報

友田晶子

トータル飲料コンサルタント/ソムリエ

友田晶子

米どころ酒どころ福井県に生まれ。ソムリエとして酒類業界に携わり、ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテルと幅広く取り扱う。業界25年のキャリアと女性らしい感性を活かし、一般向け・プロセミナー、飲食関連イベントの企画・開催、PR事業アドバイス、輸入業者や酒販店・料飲店・ホテル旅館などプロ向けコンサルティング、観光PR支援等を行っている。各種専門家がガイドを務める人気のインターネット検索サイトAll Abouの日本酒・焼酎・ワインガイド。「わかりやすい説明」には定評がある。公式HP内で連載中の「おいしいラク学講座」では、日本酒や焼酎、ワインやビールやスイーツ、チーズにまつわる役立つコラムとおつまみレシピなどを常時更新中。田崎真也氏オーナー、ワインバー「アルファ」(銀座)代表。「シュヴァリエ・ド・タスト・フロマージュ」(フランスチーズ鑑定騎士団)。 日本料飲ビジネス研究会会長/東京芸術学舎 非常勤講師/ふくい食のアンバサダー・福井ブランド大使/球磨焼酎大使/著書「世界に誇る国酒~日本酒~」が、グルマン世界料理本大賞グランプリ受賞!/日本ロシアフォーラム2014「食と農」パネリスト

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