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「まごころで作る」アットホームな米沢の洋菓子店
山形県米沢市の名物といえば米沢ラーメンや米沢牛ですが、上杉謙信ゆかりの歴史ある城下町ですから、古くから「和菓子」も人気だったりします。
そして全国各地でそうなのですが、和菓子が評判で代々続いていくとですね、明治、大正、昭和と来て後継者が洋菓子も習得したいという流れになる事がかなり多く、和菓子店が洋菓子も置くようになったりするんです。
それを突き詰めて、途中で洋菓子メインになったのが米沢の『梅花堂』。
大正10年に創業し、初代、2代目は和菓子店でしたが、3代目が洋菓子の道へ進んだそう。3代目曰く、「厳選した素材の持ち味を存分に生かし、一つ一つまごころを込めてお客様に喜んでいただける品を作る」のをモットーとし、「お客様に喜んでいただける」よう日々がんばっているそうです。
美味しさと15種類の豊富さで、話題性バツグン!
そんな『梅花堂』はケーキをはじめとしたスイーツやクッキーなども人気ですが、一躍有名になった大人気商品がこの「おいしん棒」。
いわゆるフランスを起源とする、小麦粉や卵白、砂糖、焦がしバターなどで作成するフィナンシェなんですが、スティック状になっていて、シチュエーションを選ばずに食べやすい。しかも、15種類の味があるのでいろいろ楽しめます。オレンジ、バナナ、チーズのほか、チョコチップ、ミルクティなども。和風のごまや、抹茶、じんだん、おぐらあんなども合います。
僕が一番好きだったのは、オレンジ。やはり紅茶と一緒に味わうのがベストですね。
しっとりとした生地は、ほんのり甘く、ほんのりフルーティー。15種類の詰め合わせをパーティーなどに持参すれば、話題性も間違いなしです!
※掲載情報は 2017/03/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。